名波監督就任4年目のシーズンとなるジュビロ磐田が13日、新体制発表会見を行った。J2名古屋から加入したFW川又堅碁(27)が、得点量産と、日本代表返り咲きを宣言した。

 新エース候補が力強く、かみしめるように口を開いた。「また点を取れるFWになりたい。いかにいっぱい決めるかでしょう」。13年にJ1新潟で23得点も、その後は1シーズンで7点、9点、5点と本来の能力を発揮しきれない状態が続いている。「自分は価値がないと思っている。いかに、ここで価値を上げていけるか」と、背水の陣で新シーズンに臨む。

 184センチ、75キロの堂々たる体格。高さと強さとスピードに優れる日本人離れした大型FWだ。今オフも新潟や仙台など複数クラブが獲得に動いた。名波浩監督(44)は「出場時間のわりに点を取ってるんだよ。今年は爆発しそうな気がするよ」と予言した。昨季はリーグ17試合出場も先発は5試合のみ。それでも5ゴールを決め、90分換算の得点率は0・83。出場機会さえあれば得点を積み重ねられる雰囲気が漂う。

 ただ昨季のシュート数は、わずか13本。3本に1本以上の確率でゴールを決めていることは優秀だが、本人も「自分はシュート数多い方でない。もっと自己中になって打ってもいいかも。その中でチームの勝利にための選択肢を増やしていきたい」と改善点を挙げた。

 自身の復活、チームの勝利、そして、その先に目指すのは再び日の丸を背負うこと。「気をぬかずに1日、1日大事にして、毎試合いいパフォーマンス出せるように。今まで以上の努力をしないと代表にも戻れない」と川又。ひたすら上だけを見て、磐田でサッカーに打ち込む。(下河原 基弘)