【米グアム13日=長田亨】ソフトバンク・柳田悠岐外野手(28)が「ゆで卵地獄」という食事制限に取り組み、肉体を改造した。

 当地での自主トレを終了。日本一奪回の先導役になることを心に誓った。一方、代表有力候補となっている3月のWBC出場については、右肘への不安から、慎重に言葉を選んだ。

 目をキラキラと輝かせ、柳田が差し入れのスパムおにぎりをほおばった。「(グアムに来て)初めて米を食べました」。9日間のグアム自主トレ最終日。食事制限の成果を実感した。

 朝は、ゆで卵8個(しかも、カロリーが低いとされる白身のみ)と野菜、フルーツでスタートした。昼食は鶏の胸肉(120グラム)が3枚乗ったシーザーサラダ。クルトン抜きの徹底ぶりだった。「ゆで卵地獄。とくに鶏肉は見たくない」。炭水化物をほとんど摂取せず、夜もマグロ、イカ、サケなどで栄養を摂取。顔をしかめながら、黙々と口に運んだ。

 体重93・6キロ。大きな増減はなくても「去年よりも絞れている。体調はすごくいい」と断言した。昨季は右手薬指を骨折したこともあり、120試合の出場。「ケガ防止もある。体を強くしてケガをしなければ、結果が出ると信じてます」と、上半身の筋トレも初めて取り入れた。周囲が期待しているのは、トリプルスリーを達成した15年のような活躍。「(自分が)変わらんと。やらんといかん」と言葉に力を込めた。

 「普通のことをやっても普通の結果しか出ない」。個人スローガンには「限界突破」を掲げた。だから、必死の“食トレ”にも取り組んだ。阪神・糸井らと合同自主トレ。「足もパワーもすごい。ありえない。あんな35歳、日本国内にはいない」と最高の刺激ももらった。もちろん、アルコールも我慢。V奪回のキーマンには相当の覚悟がある。