【メルボルン(オーストラリア)13日=大和田佳世】16日に開幕するテニスの4大大会第1戦、全豪オープンの組み合わせ抽選が13日、会場のメルボルンパークで行われた。

 男子シングルス世界ランク5位で第5シードの錦織圭(27)=日清食品=は、4回戦で過去2勝4敗の難敵、元1位のロジャー・フェデラー(35)、準々決勝でアンディ・マリー(29)=英国=と対戦する可能性がある“死のブロック”に入った。

 錦織の悪い予感は的中した。ヤマ場となる準々決勝の前に、4回戦で4大大会通算17勝のフェデラーと対戦する可能性が出た。「後半に体力を残しておきたい。(早めの対戦は)ちょっと厳しい」と話していた希望とは逆をいく組み合わせ。大会公式サイトは「錦織はマリー、ベルディハ、フェデラーと同じブロックに入り、年末に4位から転落して第5シードになった現実に直面するだろう」と厳しい戦いを予想した。

 平均気温30度を超える中で5セットマッチを戦い抜くには、上位シードと当たるまでにいかに体力消耗を抑えるかが重要になる。激戦後に次の試合でも同じようなプレーをするのは難しく、昨夏の全米OPでも準々決勝でマリーをフルセットで破った後、準決勝でバブリンカ(スイス)と渡り合う体力が十分ではなかった。「準々決勝でマリーやジョコビッチと当たる可能性がある(シード)5位と、4位の差は大きい。くじ運もある」と分かっている。3位浮上も射程圏で迎えた今大会だが、運は味方してくれなかった。

 昨年7月以降の全大会を欠場し膝の療養に努めてきたフェデラーは、世界ランク17位まで下がり、1月の国別対抗戦で復帰。4日にはA・ズベレフ(ドイツ)に1―2で敗れたものの、2時間の熱戦を演じた。「(膝は)痛みがない。いいプレーができて自分でも驚いた」と復調を実感。ベルディハには過去16勝6敗と圧倒している実績もある。

 錦織は35歳のベテランに対し「すごい決定打とかが入ってきて、やっていて楽しい」と敬意を払う。自身初の4強以上入りを果たすためには、4回戦としては大きすぎる壁を乗り越え、マリーを打ち破るしかない。