日本ハムの西川遥輝内野手(24)が13日、宮崎県総合運動公園内で合同トレを行った巨人・亀井善行外野手(34)のフリー打撃に熱視線を送った。

 内角低めの真っすぐを左中間方向にライナーで運ぶと、「その球をそう持っていきますか」と柔軟なバットコントロールに感心。以前から尊敬する選手の一人として注目しており、「巨人の選手はいい打者がたくさんいますね。亀井さんは、真っすぐに強いし勉強するところがたくさんあります」と刺激を受けていた。

 西川は今どきのイケメン青年に映るが、陰に隠れた努力の人間だ。毎試合前には当たり前のように早出で打撃練習し、札幌Dでの試合後は居残り打撃、筋トレなどで球場を出るのが一番最後。米ハワイへのV旅行中も筋トレに明け暮れていた。あのC・ロナウド(Rマドリード)をほうふつとさせる肉体美を持ち、4番・中田も「遥輝はめっちゃいい体をしとる。欲しいわ」と、憧れの目線。14年にリーグ盗塁王に輝いた。昨年も41盗塁と足でも活躍。併殺打0は決して手を抜かない真面目な性格があってのものだ。

 昨季は切り込み隊長としてリーグ2位の打率3割1分4厘と初めて3割台に乗せるなど打撃開眼。広島との日本シリーズ第5戦(札幌D)で9回サヨナラ満弾を放ったのが記憶に新しいが、栗山監督は常に2年連続トリプルスリーを達成した同級生のヤクルト・山田哲人を比較対象としている。「打率3割は当たり前。オレはトリプルスリーに一番近い選手と本気で思っている」と昨季5本塁打ながら、長打も魅力だと言う。

 昨年11月の侍ジャパン強化試合で代表から漏れ、球団幹部は「なぜ遥輝が選ばれないのか…」と首をかしげていた。日本ハムの若手と言えば大谷ばかりに目を奪われがちだが、この24歳も日本球界を引っ張っていく男に違いない。