巨人・亀井善行外野手(34)が13日、宮崎県総合運動公園内での自主トレで、同じ左打ちの日本ハム・西川遥輝内野手(24)と木の花ドームでフリー打撃を行った。

 主に右足体重で打つ西川の独特なスタイルに感心。打撃の新境地を開拓した。

 亀井が、日本ハムを日本一へ先導した“満弾男”の打ち込みを食い入るように見つめた。ケージ裏から話しかけ、自ら振って実践。その繰り返しだった。

 「こんな感じか? これ、いい感じじゃない?」

 同公園内でともに自主トレ。練習メニューは別だが、互いに連絡を取り合う仲で、この日、フリー打撃のコラボが実現した。以前から亀井は「まだ24歳なのにいろんな理論を持っているし、ストイック」と実力を認め、西川も「勉強になるところがたくさんある」と尊敬している。

 亀井にとって“西川論”は新境地だった。左足に体重を乗せたまま打つのがカメなら「ハルキは前から前へ」。右足に体重を乗せた形で始動し、一度左足に乗せてから右足に重心を移動して打つ―。「僕とは真逆。それでいてポイントは後ろ(捕手寄り)だし、体も一切開かない」と驚き「これを取り入れるのは難しい。今までのジャイアンツにはない考え方ですね」と目を輝かせた。この打法は内角球に苦しむように見えるが「あえて詰まらせて(ヒットゾーンに)落とす」との理論も新鮮だった。「自分に合ったオリジナリティーを探していきたい」と“亀井+西川”で準備していく。

 昨年は66試合で打率2割5分2厘、3本塁打、23打点。今季の具体的な個人目標の質問には首を振り「監督に何を言われても対応できるようにしたい」の一点張り。かつて沖縄で共に自主トレした由伸監督を胴上げすることしか頭にない。宮崎での自主トレは21日まで。(水井 基博)

 ◆今季のG外野争い 由伸監督は野手について、遊撃の坂本勇以外をレギュラーと定義していない。日本ハムからFA移籍した陽岱鋼は、昨季固定できなかった中堅の筆頭候補。右翼は実績十分の長野が最有力候補になる。激戦が予想されるのは左翼。助っ人ではギャレットがいるが、外国人枠の関係で2軍もあり得る。今季から岡本も左翼に挑戦。1軍実績のある松本、橋本到のほか、二塁にも挑戦中の立岡と重信、日本ハムからトレード加入した石川も虎視たんたんと一角を狙う。