巨人のドラフト1位・吉川尚輝内野手(21)=中京学院大=が13日、コンディション不良のため、東京・よみうりランド内での新人合同自主トレで一部別メニュー調整となった。

 スローイング練習を回避しており、上半身の異常とみられる。患部は軽症の模様だが、万全を期すために春季キャンプは2軍スタートとなる可能性が出てきた。

 ランニングメニューを普段通りにこなした後だった。吉川尚は、昨年右肘手術を受けたドラフト2位右腕・畠とともに本隊を離れた。キャッチボールを回避。直後には二塁、三塁、遊撃でノックを受けたが、送球は取りやめた。ティー打撃も行わず、「僕からは何も話せません」とだけ話した。

 スローイングを回避したことから、肩など上半身のコンディション不良とみられる。吉川尚について由伸監督は昨年、「見てみたい」とキャンプ1軍構想を明かしていたが、同時に「体調に問題なく(新人合同自主トレを)普通にできるなら」とも付け加えていた。アピールに燃える新人が完調手前で1軍に入れば、大きな故障につながる恐れもある。指揮官は9日の新人合同自主トレ視察時にも「オーバーワークになりすぎないように」と願っていた。

 14日以降の練習について本人が「練習はします」と話すように、大事には至っていない模様だ。実戦が本格化するのは2月下旬からで、途中昇格でもアピールは十分に可能。首脳陣は、開幕二塁候補に挙がる好素材の状態を見極めながら、最善の選択を考え、今月中旬のスタッフミーティングでキャンプのメンバーを振り分ける。

 ◆吉川 尚輝(よしかわ・なおき)1995年2月8日、岐阜・羽島市生まれ。21歳。小1で野球を始め、中学は羽島フジボーイズに所属。中京高では1年夏からレギュラーも、甲子園出場なし。中京学院大では東海地区大学リーグで2度の首位打者に輝き、16年6月の全日本大学野球選手権で優勝に貢献。同年ドラフト1位で巨人入団。177センチ、79キロ。右投左打。年俸は1500万円。