◆米男子プロゴルフツアー ソニーオープン第1日(12日、米ハワイ州ワイアラエCC=7044ヤード、パー70) 

 世界ランク6位で2年ぶり出場の松山英樹(24)=LEXUS=は6バーディー、2ボギーの4アンダー66で回り、首位と7打差の21位につけた。過去4度出場で一度も最終日に進めていない苦手の大会でも、好調のショートゲームを武器に上々の発進。日本勢最高位は小平智(27)=Admiral=が5アンダー65で12位。前週優勝のジャスティン・トーマス(23)=米国=が米ツアー歴代2位に並ぶ59をマークし単独首位。

 苦手なコースでもしっかりとスコアメイクする。それが「世界の松山」だ。最終18番、グリーンサイドから1メートルに寄せ6つ目のバーディーを奪うと、日本のファンからの声援に風格たっぷりに手を上げて応えた。

 世界で最も相性の悪いコースで、今大会自己ベストタイ66とまずまずのスタート。「ショットが良くない中で4つ伸ばせた。良かった」と日焼けした顔に笑みを浮かべた。10度目のラウンドで3度目のアンダーパーを記録し「あまり好きじゃないコースでアンダーパーで回れた」と満足げだ。

 昨年終盤から個人戦6試合で優勝4度、2位2度と好調を続ける。今大会は過去4度出場し3度予選落ち、15年は最終日に進めず苦い思い出ばかりだが、鬼門突破が見えてきた。だが、頂点を狙う上でまたもや最大のライバルが立ちはだかった。

 今季2度の敗戦の相手はいずれも宿敵・トーマス。前週SBSチャンピオンズでも最終日に優勝争いを演じながら3打届かなかった。そのライバルは2つのイーグルを記録し59と圧巻のスコアで早くも独走態勢に入った。松山が現在トップのフェデックスカップポイントでも、36ポイント差の2位に肉薄する23歳が見せた驚異のロケットスタート。それでも「調子が良ければ彼なら出せる」と7打差を追う松山に驚く様子はなかった。

 この日は「ショットでミスしてもパーセーブができたのは良かった」と及第点を与えた。パーオン率は今季米ツアーでの自身平均80・56%を下回る72・22%だったが、ショートゲームを武器にスコアを伸ばし、2日目以降に期待を持たせる内容だった。今回はエースの進藤大典キャディー(36)に代わり、東北福祉大の2年後輩・早藤将太(23)がバッグを担ぐ。「2日目もこれくらいのゴルフができれば」とあくまでもマイペースを貫き、トーマスを射程圏にとらえてみせる。