日本ハムの大谷翔平投手(22)が13日、都内のホテルで「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に出席した。

 壇上では同じ1994年生まれの、リオ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダリスト・萩野公介(22)=東洋大=、同じくリオ五輪柔道男子90キロ級金メダルのベイカー茉秋(22)=東海大=に挟まれ「刺激になる。世界一を狙ってやるしかない」と初出場する3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での“金メダル”を誓った。

 世界を制した2人から大いに刺激をもらった。金メダリストに挟まれた大谷は思いを強くした。すでに「94年会」と称してこの2人と何度も食事をするなど親交はあった。和気あいあいとしたムードの中、本音を披露した。

 司会者から「94年生まれは誰世代?」との質問が出た。大谷は昨年同じ表彰式で「羽生世代」と、フィギュアスケート男子の羽生結弦の名前を出していたため回答はしなかった。

 萩野は「大谷世代」と記し「ずば抜けた成績を残しているし、世代を代表する選手」と、尊敬のまなざしを送った。

 和やかなムードが爆笑に包まれたのは、ベイカーが珍回答を出した時だった。パネルに「ワンダフル世代」と書き込み「94年は戌(いぬ)年なんで『ワン』ダフル。僕が決めました」と説明して笑った。食事会の時にも提案されていた大谷は「いいと思います」と納得の笑みを浮かべて応えた。

 両隣の「ワンダフル世代」だけでなく、大谷は、ほかにも萩野と並んでリオでは銅メダルを獲得した同級生の競泳・瀬戸大也とも積極的に親交を深めている。「練習も含めて、取り組む姿勢など、いろいろなアスリートがいて勉強になると思う。刺激になる」。「リーダーシップが一番ある人」という質問で3人がそろって名前を挙げたバドミントン女子シングルス・奥原希望もリオ五輪で銅メダルを手にするなど、いずれの選手も世界の舞台で活躍していて、二刀流男もこれに続かなくてはならない。視界に捉えるのは、投打で奮闘が期待されている3月のWBCだ。

 侍ジャパンの稲葉打撃コーチと2人で壇上に上がる場面では「大谷が投打で活躍すれば世界一になれる」とハッパをかけられた。「何としても、まずは(準決勝以降の)アメリカまでいける切符を手に入れられるように頑張りたい。世界一を取れるように」と言い切った。世界を相手に戦う同級生たちに、今度は自らが“金メダル”の報告を行う。(岸 慎也)