2年ぶりのJ1制覇を目指す広島の新加入選手が14日、広島市内で会見し、米1部バンクーバーからの完全移籍で国内復帰した元日本代表FW工藤壮人(26)ら6選手が、ユニホーム姿を初披露した。一昨年まで下部組織を含めて柏に約15年間在籍した工藤だが「このチームは優勝が最大の目標。僕自身も優勝しかないと考えている」と、広島への貢献を誓った。

 柏時代は背番号9をつけた工藤は、背番号50で再出発。「Jリーグ規定の最大の番号。自分の力を最大限発揮するという思いを込めて、50番にした」と説明した。当初はバンクーバーに残留するつもりで、一度は広島からのオファーを固辞。愛着ある柏以外の国内チームに加入するべきかも悩んだ。だが、首脳陣の熱意を感じ、で広島入りを決断したという。

 「もう一度、代表に戻りたいと考えていた時に『広島から代表に戻って欲しい』という言葉をいただいたのが大きかった」と、2013年以来となる日本代表復帰への意欲も見せた。

 広島は、昨季までの5年間で3度のリーグ制覇。その立役者だった元日本代表FW佐藤寿人(34)が、J2名古屋に移籍。さらに昨季の得点王で元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカ(32)の退団も濃厚で、工藤には代役として大きな期待がかかる。「すぐに佐藤さんの穴を埋めようなんて思っていない。じっくり一年一年かけて、サポーターの方に認めてもらえるような活躍をしたい」と謙虚に、優勝請負人としての覚悟をにじませた。