敵地・福岡で「西川遥輝」の魅力を存分に発揮した。逆転の決勝打を放つと、守備では超美技を披露。ソフトバンク連破に大きく貢献した。

 まずはバットで見せた。1点先制された直後の二回。二死満塁で打席が巡ってきた。ソフトバンク・武田が投じた初球のスライダーを一閃(いっせん)。打球は一、二塁間をしぶとく破る逆転の2点右前打となった。

 「前の(中島)卓さんの四球も大きかったですし、みんながつないでくれたので、全員で取りにいった2点でした」。この一打で連続出塁を43試合に伸ばすと、直後に39個目の盗塁も決めた。

 次のハイライトは、五回の守備だった。先頭・高谷の放った打球は左翼線を襲ったが、快足を飛ばして落下地点へと一直線。最後は横っ跳びでボールをつかみ、先発の有原を助けた。「僕の中では、今年一番のプレー」と、胸を張るほどの好守備で、鷹ファンを黙らせた。

 「ここまで大変なゲームはなかった。緊張しない方がおかしいぐらい」と振り返る運命の直接対決で2連勝し、マジック「6」が点灯。走攻守で輝く若きリードオフマンが、はっきりと見えた優勝への道を突っ走っていく。(十島功)<道新スポーツ9月23日掲載>