氷見市北部の灘浦海岸で採れる珍味の海草「ナガラモ」の漁が13日始まった。氷見漁協によると、生育状況はまずまずで、昨年より1日早い漁解禁となった。ナガラモは指定の袋に入れられ、14日に氷見魚市場で競りに掛けられる。 宇波漁港沖では脇方の漁業者の林幹弘さん(53)と端達也さん(54)、向井義徳さん(47)がフック付きの長い棒を使ってナガラモを集めた。漁港に戻って海草の固い部分の芯を取り除き、袋に詰めた。林さんは「今年の品質はいい」と話した。 ナガラモはホンダワラ類の一種で、正式名称はアカモク。冬場に伸びる新芽が柔らかく、みそ汁や酢の物にして味わう。 氷見漁協では3年前から藻場の保全のため、生育状況を確認しながら漁期を判断し、漁業者に採る数量を1人、1日30袋(1袋500グラム)にとどめるよう要請している。漁期は2月末までの見込み。 氷見商工会議所や市内の料理店、民宿でつくる「氷見朝食研究会」は、ナガラモをゆでて刻んで卵白と混ぜるなど調理した「海とろめし」を考案しており、朝食や昼食で提供する。