「人間の条件」などを撮影した映画監督・小林正樹と、小林が師と仰いだ会津八一の交流を追う企画展が7日、新潟市中央区の会津八一記念館で始まった。

 小林正樹はことし生誕100年。早稲田大で八一から美術史を学び、薫陶を受けた。八一は小林を弟子として愛し、卒業時には「学芸を以て性を養ふべし」などの四カ条からなる「学規」の書を贈った。小林は書を額に入れて自宅に飾っていたという。

 会場には小林が所蔵していた「学規」のほか、小林が自身の青春時代をテーマに、八一をモデルとした教師を登場させて書いた未発表の脚本を展示。両者が送り合った手紙類も並ぶ。小林が映画の師匠に当たる小津安二郎に請われ、八一の書を購入する仲介をしているものもある。

 湯浅健次郎学芸員は「小林正樹は八一の影響を受けたと折に触れて語っている。両者の交流の様子を感じ取ってほしい」と話す。

 12月11日まで。一般500円。
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