多彩なジャンルの演目が競演する「日舞・洋舞・邦楽公演」が10日、南砺市の県利賀芸術公園「利賀大山房」で開かれ、第一線で活躍する県内外の出演者が、情感豊かな演奏や躍動感あふれる踊りを繰り広げた。

 和田朝子舞踊研究所(富山市)教師の和田伊通子さんがプロデュース。邦楽「越天楽変奏曲」で華やかに幕開けし、射水市出身の箏曲家、黒川真理さん(東京)らが豊かな音色を響かせた。「ゆれる秋」では黒川さんの演奏に合わせ、洋舞の和田朝子さんが円熟味のある舞を披露した。

 洋舞「金糸雀(カナリア) 最後に見る夢は...」は、鳥かごにいる年老いた男性が外に出て女性たちと一緒に踊り、命を燃やし尽くす姿を描いた。舞踊家の柳下規夫さん(神奈川)、平山素子さん(埼玉)ら5人が気迫に満ちたステージで、人間が最期に見せる生命の輝きを表現した。

 最後を飾ったのは日舞の清元「阿吽秋晴狐狸競(いきもあっぱれこりのたてひき)−わざくらべ」。文化庁の文化交流使を務める藤間蘭黄(らんこう)さん、藤間寿美穂さんらが出演した。

 とやま舞台芸術祭実行委員会主催、北日本新聞社など共催。

 終演後、富山市の高志会館で交流会があり、吉田泉県芸術文化協会長があいさつ。山本修県生活環境文化部長と、臼田北日本新聞社常務が祝辞を述べた。舟本幸人県芸文協専務理事の発声で乾杯した。

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