滑川市の美術作家らによる「酒蔵アート inなめりかわ」が、同市瀬羽町の国登録有形文化財・旧宮崎酒造と、近くの古民家・有隣庵(旧土肥家)で開かれている。江戸末期や明治期の面影を残す和の空間に多彩なアート作品が並び、訪れた人を楽しませている。16日まで。入場無料。

 宿場町として栄えた旧町部の歴史と文化を伝え、空洞化が進む一帯の活性化につなげようと、NPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会(城戸拓一理事長)と、作家らでつくる実行委員会が開いた。今年で3年目となる。

 市在住や市ゆかりの17人が約80点を出品した。実行委員長で同市の洋画家、水野利詩恵さんは古い板戸に裸婦や花を描き、神話世界を思わせる大作などを展示。秋の草木のしっとりとした生け花や、同市出身の詩人・高島高の詩をしたためた書の大作、木の表情が美しい椅子などもある。

 特別企画で14日午後2時から、ミュージシャンのチコさんがピアノの弾き語りライブを旧宮崎酒造で開く。入場無料。北日本新聞社後援。

 ◇出品者▽書=阿波加蒼岳、鈴木孤雲▽写真=高橋鐵夫▽陶芸=五島彰二、住吉紀与志▽裂織(さきおり)=野村順子▽木工=マコトントコ(青山慎、朋子)蜷川渉▽華=小船井美千代、前佛明泉▽絵画=池田太一、西方哲成、笹山満義、橋本文良、水野利詩恵、綿屋偵以
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