縁結びに御利益があるとされる弥彦村の弥彦神社周辺で、飲食店や宿泊施設がピンク色を取り入れた「縁結びメニュー」を売り出し、話題を呼んでいる。「気軽に注文し、楽しんで食べて」と勧める提供店は、観光客らとの末永い縁も結びたいと期待を寄せている。

 企画したのは、弥彦温泉旅館組合青年部。弥彦山山頂の神廟(しんびょう)には、弥彦神社の祭神「天香山命(あめのかごやまのみこと)」と妃神「熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)」が夫婦一緒にまつられ、縁結びの名所とされる点に着目した。メンバーが営む5店舗で9月から順次提供している。

 門前の神社通りに並ぶ「ホテルヴァイス」のレストランでは、ピンクの麺のカルボナーラを考案。セットメニューで、ハート型の器を使った日替わりデザートも添えている。主任の笹崎人資さん(33)は「頼むのが恥ずかしいと思うかもしれないが、話が弾むきっかけになるはずです」と縁結びの効果を語る。

 通りで居酒屋営業をする「らーめんやまだ」は、桜の塩漬けエキスで染めた皮で包むギョーザを発売。通常のギョーザとともに紅白の縁起物として好評だ。店主の山田宏喜さん(31)は「『結婚してないなら食べていけ』と盛り上がるお客さんもいます」と話す。

 飲食店「清水屋」ではピンクの麩入りの梅うどんをメニューに加えた。ともに旅館の「四季の宿みのや」「櫻家」では、宿泊者対象にピンクのうどんや丸いおむすび(円結び)を出す。

 同青年部の川上憲太郎部長(46)は「普段のおいしさに、縁結びのエッセンスを加えた。縁結びの地弥彦で、ぜひ一度食べてほしい」と呼び掛けている。

 各店舗の営業時間などの問い合わせは村観光商工課、0256(94)1025。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】