南砺市利賀地域の秋の風物詩「ど〜んと利賀の山祭り」が15日、同市利賀村坂上のそばの郷広場で始まった。かつて合掌造り家屋の土台を作る際に行われた伝統儀式「石かち」が来場者を交えて勇壮に再現され、石を打つ音が山里に響いた。16日まで。

 石かちは、合掌造り家屋を新築する際、基礎石を固定するために行われた儀式。基礎石の上にやぐらを組み、中心に据えた木柱を綱を引くことで上下させ、石を突き固める。綱を引く際に福も引き寄せるという意味合いが込められている。

 山祭りでは高さ約12メートル、重さ約600キロの木柱を用意。四方に伸びる綱を住民や来場者が持ち、地元の上利賀振興会の唄や太鼓に合わせ、「よいしょ」の掛け声とともに石を突いた。

 会場では、香りの強い利賀独特の新そばやイワナの塩焼きなどを販売。餅つきの実演では、出来たての餅が振る舞われた。16日は午前と午後に計3回、石かちを行う。

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