笠間市笠間の笠間稲荷神社で22日、小笠原流の弓術「三三九手挟式(さんさんくてばさみしき)」が古式にのっとり行われた。武家装束の射手が的を狙って精神を集中、境内に凜(りん)とした空気を漂わせた。
 手狭式は20年以上前から、邪心をはらう儀式として続けられている。源、足利、徳川の歴代将軍家で弓術の範となった小笠原流を守り伝える門人が6人ずつ2組に分かれ、2巡の合計で的中数を競った。
 的は9寸(約27センチ)角の木製で串に挟んで立てられ、射手は弓9本分に当たる約18メートル離れた場所から、乱れのない所作で矢を放った。詰め掛けた見物客は伝統の弓術を堪能した。 (今井俊太郎)