総延長約180キロに及ぶ「つくば霞ケ浦りんりんロード」の拠点施設整備で、県と土浦市などが、JR土浦駅ビル「ペルチ土浦」(同市有明町)内に、サイクリングを楽しむ人たちの発着点や休憩地点となる施設の整備を検討していることが13日、分かった。駐輪場やサイクリング・ステーション、自転車のレンタルコーナーなどを設ける方針で、JR東日本関連のビルの管理会社を含めた3者で調整を進めている。
  サイクリング・ステーションはビル1階に設置を見込み、同自転車道利用者の休憩のほか、土浦駅を発着点とするサイクリング愛好者たちが自転車の組み立てや分解、着替えなどに利用できる。地階は駐輪場のほか、公共交通機関を利用して訪れた家族連れなどが気軽にサイクリングを楽しめるよう、レンタルコーナーを設ける方針。
 県と同市がサイクリング・ステーションと駐輪場などを整備する予定で、来年度の国の補助事業として見込んでいる。施設の完成後、県がビルの管理会社と賃貸借契約を結んで運営する計画だ。
 ビルの管理会社は、茨城新聞の取材に対し「まだお話しできる段階ではない」としている。
 一方、ビルの3〜5階部分にはスパ・リゾート型ホテルを設ける構想もある。サイクリングに訪れた人たちの宿泊も想定し、特色のあるおもてなしを盛り込むことなども検討。このほか、レストランや土産物店をビル内に設ける案も浮上している。
 現在、同ビルには30店以上のテナントが入居し、今月下旬に契約期間満了となる店舗のうち10店以上が閉店する。
 つくば霞ケ浦りんりんロードは「つくばりんりんロード」(桜川市ー土浦市)と、「霞ケ浦自転車道」(土浦市ー潮来市)を一体化して誕生し、土浦市は従来の二つの自転車道の接続点に当たる。
 橋本昌知事は6日、水戸市内で開かれた会合のあいさつで、同自転車道について「JRと協力関係を築こうとしているところで、例えば土浦駅に拠点を作り、ふらっと来てそのまま楽しめるような環境をつくっていきたい。県としてもハード面の整備と併せ、ソフト面も市町村と努力しているところ」などど述べていた。 (藤崎和則)