2016年9月29日発売予定、PS Vita向けファンタジー・ダンジョンRPG『デモンゲイズ2』。本作は、角川ゲームスと『剣の街の異邦人』などダンジョンRPG開発に定評のあるエクスペリエンスがタッグを組んで送るシリーズ2作目です。今回は発売に先駆け、本作のプレイレポートをお届けします。

前作『デモンゲイズ』から数年の月日が流れ、四方を海に囲まれた美しい都市国家「アステリア」が冒険の舞台。海に面し海洋貿易で潤う町は中央に円卓広場があり、ほかにもプレイヤーの拠点となる宿酒場「ステラ座」、歓楽街のオルム街、大星堂などがあります。平和そのものな国ですが、影では統治者たちによる暗躍が噂されています。そんななか、ステラ座に居を構える姉妹、そして主人公は「アステリア革命団」を結成し、大いなる陰謀を暴くために革命へと突き進んでいきます。

物語は、ステラ座でイベントや情報集めを行い、ダンジョンに挑戦し、最奥で待ち構える「デモン」を討伐しながら進行します。デモンを倒すとプレイヤーの仲間になり、ステラ座の地下にある革命団のアジトにてラジオ放送「大転覆ラジオ」を放送して革命の輪を広げることができます。革命団の仲間はリーダーの姉ミュゼ、歌姫の妹プリムを中心に、使用人のトマ、前作にも登場したエルフの道具屋レゼルム(まるで別人のような姿に…)や武器屋のカッスル、マイペースな放送作家兼葬儀屋のプロメスなど個性的な仲間が揃っています。彼らとのコミカルな日常会話も見所のひとつです。

前作では主人公以外のキャラクターを自由にエディット可能でしたが、本作のパーティメンバーは敵として出現したデモンを倒して仲間にしていきます。デモンにはそれぞれ能力値や持っているスキルに個性があり、加えてレベルアップ時にはステータスを振り分けられるので、プレイヤー好みのキャラクターに育てていけます。一方、主人公は名前やビジュアルに加えて新たに、性格(アライメント)が選べるので感情移入もよりしやすくなった印象です。

本作のデモンは「共に闘い、共に暮す仲間」であり、戦闘で一緒に闘うだけでなく、好感度を上げデモンスキルを取得するための「メンテナンス」と「デート」という新たな育成要素も追加されました。メンテナンスは、ダンジョンで稀に手に入る貴重なアイテム「メンテクリスタル」を消費し半機械生命体であるデモンの調整を行うタッチイベントです。身体をタッチし、評価に応じて好感度が上昇。一定値まで溜まるとデモンとデートイベントが発生し、新たな一面を見られ、デモンスキルを獲得できます。好感度は、ステラ座にてミュゼから個室を借り、デモンに割り当てることで少しずつ上げることも可能。メンテクリスタルは貴重なアイテムなので、好感度を上げるデモンを絞り、個室も活用して効率よく上げていきたいですね。

ダンジョン攻略では、「トレジャーハンティングサークル」というシステムがポイントです。これは、「ジェム」と呼ばれるアイテムを使用してバトルを発生させ、勝利するとジェムに応じたアイテムが手に入る仕組みです。ジェムには、刀のジェム、帽子のジェム、家具のジェム──など様々な種類があり、いいアイテムが手に入るかはランダム。パーティ全員にいい装備をさせてあげるため、ついつい本編を忘れて没頭してしまうことも多々ありました。

探索は、「オートパイロット機能」が強化されたので、より快適でスピーディな自動移動ができるようになりました。ルート上に配置されている敵や罠を自動で避けられるため、繰り返しダンジョンに挑戦したり、トレジャーハンティングサークルの周回もとても楽になりました。ダンジョンにある隠し通路や罠などの仕掛けは、特定のデモンをパーティに入れておくと表示やダメージ軽減ができるため、バトルに限らず探索面においてもパーティメンバー選びは常に悩ませられました。

バトルでは、「トランスデモン」と「デモンクロス」というコマンドが追加になりました。トランスデモンはバトル中に行動によって蓄積していく「スターゲージ」を利用し、デモンの力を解放して強力なデモン体へと変体させるシステムです。デモン体になると「デモンスキル」が使用可能となり、強力な魔法や圧倒的な物理攻撃で敵を駆逐できます。ただし、ターンごとにスターゲージを消費し、任意で通常状態に戻すことができないので、発動タイミングが鍵となります。

デモンクロスは、トランスしたデモンと主人公を合体させる大技です。合体するとまるでロボットアニメのような熱い演出が入り、姿形も大幅に変わります。合体中はスターゲージの続く限り連続行動が可能ですが、終了後に合体相手のデモンは衰弱して一定ターン行動不能になってしまうので要注意。

なお、ゲームの難易度は「ぬるい」から「けしずみ」まで5段階調整ができ、プレイ中にいつでも変更可能です。難易度を下げれば、ダンジョン内で全滅してしまってもその場で復帰ができるので初心者でも安心してプレイができます。一方、最高難易度ではザコ敵でもあっさり倒される歯ごたえとなっているので、ダンジョンRPGが得意なプレイヤーでもがっつり遊べる内容になっています。

YouTube動画URL:https://youtu.be/zLXyl9g5lv4

また、本編クリア後は、豪華エクストラコンテンツである「柳生斬魔録 -コール・オブ・ザ・グリモダール-」に挑むことができます。後のタイトルアップデートにより“完全無料”で配信される本コンテンツでは、前作の舞台であるミスリッド地方にある最凶ダンジョン「グリモダール城」の奥を目指すこととなります。ストーリー面でも「ちょっとだけハードテイスト」になるという「柳生斬魔録」。そのシナリオを手がけるのはベニー松山氏。さらに漫画「BASTARD!!」の萩原一至氏がデザインする新たな強敵の登場や、前作と関わりの深いキャラクター&デモンの登場など、充実の大ボリュームでプレイヤーを迎え撃ちます。

本編をじっくりと堪能したあとは、鍛え上げたキャラクターたちと共に、さらに禍々しく変貌を遂げた高難度の迷宮に挑戦してみるのもいいですね。