足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」



「TwiCycle」は、足だけでなく、手でも漕げる自転車。一般の自転車と比較して、「雨や雪に強い」「坂道に強い」「ロングライドにも強い」「全身運動ができる」「短距離でのダッシュに強い」という5つのメリットを持っている。

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」
5つのメリットを持っている

手でも漕げる自転車はすでにいくつか市販化されているが、中でもその名前が知られているのは「Varibike」だろう。「Varibike」では、手の力を活用することで、従来型自転車よりも最大で31%駆動力をアップさせた。特に、登坂時にその力を発揮するという。

手でペダルを漕ぐ自転車「Varibike」

手でペダルを漕ぐ自転車「Varibike」


参考画像:手でも漕げる自転車の先駆け「Varibike」

だが後発だけに、「TwiCycle」には「Varibike」にはないメリットがある。「Varibike」では手で漕ぐパワーも足で漕ぐパワーも両方とも後輪に伝えられるのに対して、「TwiCycle」では手で漕ぐパワーは前輪に伝えられるのだ。このシステムの採用により、「TwiCycle」は両輪駆動となった。

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


「TwiCycle」は「Varibike」とは違い、両輪駆動

この機構は、自動車の4輪駆動のように、悪路での走行をスムーズなものにした。後輪が雨・雪によるぬかるみや、砂などでスリップした場合でも、前輪の回転をうまく活用して抜け出すことができる。そう「TwiCycle」は、一般的な自転車よりも「雨や雪に強い」のだ。

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


「TwiCycle」は一般の自転車と比較して、「雨や雪に強い」

前輪にも変速機を搭載しているのも「Varibike」との違いの一つ。これは登坂時に有用だろう。

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


前輪にも変速機が!
変速してみたい!

「TwiCycle」は「Varibike」同様、「坂道に強い」。自転車で長い坂を上ると足の筋肉にばかり乳酸がたまってしまうが、「TwiCycle」で上半身の筋肉も使って登坂すれば、疲れを分散させることができる。

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


上半身の筋肉も使って登坂できる「TwiCycle」では、

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


長い坂をのぼるとき、疲れを分散できる

同様の理由で、「TwiCycle」は「ロングライドにも強い」。長距離走行時に足の筋肉が疲れてしまったら、しばらく手だけを使って走行し、足を休ませることができる。

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


画像ではわかりにくいが、彼女はいま、手だけで漕いでいます

「TwiCycle」での走行には、通常の自転車による運動に加えて、ボート運動や腕立て伏せなどの各運動に近い動きが要求される。このため、うまく活用すれば、上腕三頭筋、胸筋、上腕および大腿二頭筋、背筋、三角筋などの強化も可能だという。

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


トライセプス、チェスト、そしてラット!

通常の自転車よりも加速性能も高く「短距離でのダッシュに強い」ので、たとえば何かから逃げなければならないときに便利だそうだ。何から逃げるのか?は、ちょっとよくわからないのだが。

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


「やばい!逃げろ!!」

前輪駆動にしたことで問題も発生した。構造上、前輪スプロケットはサイクリストの目の前に存在してしまうのだ。サイクリストが走行中にバランスを崩し、顔や手がスプロケットに接触したら、怪我をしてしまうかもしれない。また、雨の激しい日には、ハネた水が顔にかかりそうだ。

手でペダルを漕ぐ自転車「TwiCycle」

手でペダルを漕ぐ自転車「TwiCycle」


あれに顔をぶつけたら、痛い!

開発元のTwicycleではこれに対応するため、チェストパッドを用意。サイクリストを怪我や水ハネから守るとしている。チェストパッドは変速などでハンドルから片手を離すときに、身体を安定させる役目も果たす。また、別売りで、チェーンリングカバーも販売される。

手でペダルを漕ぐ自転車「TwiCycle」

手でペダルを漕ぐ自転車「TwiCycle」


サイクリストを怪我や水ハネから守るチェストパッド

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


チェーンリングカバーは99ドル

「TwiCycle」は今年4月に発表されたときには、発売日は未定とされていた。だが10月7日にクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを開始。わずか1日で目標金額の60%を超える資金を調達し、製品化に向けて前進を続けている。

本稿執筆時点では、899ドルの出資で「TwiCycle」を1台入手可能だ。入手に必要な金額は、キャンペーンが進むにつれて増加し、キャンペーン終了後の市販価格は2,000ドル程度になる予定。出荷は2017年5月頃を予定している。

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」

足だけでなく、手でも漕げる自転車「TwiCycle」


899ドルなら、ありでしょう

なお、上半身も鍛えられる自転車としてはその他「Dual Drive Fitness Bike」や、1時間に1,000キロカロリー消費できるエクササイズ用自転車「FreeCross」、ボートみたいな自転車「Ruder Trike」などがある。下半身の様々な筋肉を鍛える自転車としては、6通りの漕ぎ方ができる自転車「Caron Bicycle」も興味深い。

これらの自転車には入手が容易でないものも含まれているし、公道を走るのは危険なものもある。だが、体育の日を含む今回の3連休にこのような自転車に心を馳せつつ、一般的な自転車で身体を鍛えてみるというのも乙なのではないだろうか?