【四日市】四日市市議会(川村幸康議長)は十三日、一月緊急議会を開会し、森智広新市長が所信表明した。  この中で森市長は、市の人口の社会増減について、平成二十年まで続いた転入超過が同二十一年から転出超過傾向となり、競争力や魅力の低下が進んでいると指摘。田中市政の取り組みに敬意を表しつつも、変えるべきは変えるとし、既成概念を超えた発想で、民間手法を用いた経営モデルを構築すると述べた。  元気都市四日市実現のための基本方針として、子育て支援・教育環境改善▽産業振興・地域経済拡大▽地域力向上▽定住・交流人口増加推進▽医療・介護支援体制充実▽市役所改革▽トップの率先垂範―の七つを掲げ、市政運営に取り組むとした。  また、田中前市政で移転が望ましいとの見解が出されていた朝明中学校移転問題については、小学校と中学校の課題は切り離して解決を図るべきとし、同校よりも環境改善が求められる中学校が複数存在するとして、同校の移転は行わない考えを示した。  基本計画策定が進む中心市街地拠点施設については、施設の大きなウエートを占める新図書館のあり方についての全市的な議論を行い、慎重に判断するとした。  さらに中核市移行については、大きな流れの中での移行は否定しないとしつつ、普通交付税不交付団体として移行した場合、一定業務について市の自主財源での業務移譲となるため、中期財政見通しを加味した上で時期を慎重に検討するとした。  森市長は最後に、人口流出都市となっている現状に危機感を持ってのかじ取りになるが、挑戦できない組織に成長はなく、自ら先頭に立って挑戦する空気を創ると語った。  議会会期は十九日までの七日間。十八、十九両日には、所信表明に対する各会派代表の質疑がある。