第69回秋季東北地区高校野球県大会最終日は22日、盛岡市の県営球場で決勝などを行い、盛岡大付が9−0で不来方を下し、2年連続9度目の優勝を果たした。東北大会切符を争う3位決定戦は花巻東が花巻農を6−0で下した。  盛岡大付は二回に臼井春貴(2年)の中前打で先制すると六回には4点を挙げるなど、計14安打を放ち着実に加点。4人の投手陣が無失点リレーした。不来方は2安打に抑えられ、打線が振るわなかった。3位決定戦は花巻東の川村勇司(2年)が花巻農を被安打3、10奪三振で完封した。  第1代表の盛岡大付が2年連続17度目、第2代表の不来方が初、第3代表の花巻東は2年ぶり16度目の東北大会出場。大会は10月7日に組み合わせ抽選を行い、14日から19日まで山形県で行われる。  猛攻14安打で快勝  盛岡大付が2年連続で秋の覇者に輝いた。長短14安打の猛攻で9得点と力の差を見せつけ、再び甲子園に向けて発進した。  「絶対勝つ気迫を見せた」と二回2死二塁、臼井春貴(2年)が高めの直球を中前に運び先制点。六回1死一、三塁に臼井の中前打、2死一、二塁で大里昂生(同)の右翼線二塁打、続いて林一樹(同)の右前2点適時打と、この回5安打で一挙4点。中盤以降、相手の集中力が切れかかった場面で一気に攻めて主導権をものにした。  爆発的な打力を誇った3年生に比べ、関口清治監督に「打撃力はない。チャレンジャーの気持ちで」と口酸っぱく言われてきた分、「小技を絡めた泥臭い野球」(比嘉賢伸主将=2年)を意識してきた。林は「つなぐ気持ち、みんながチームのためにという気持ちが14安打に表れた」とうなずく。  投手陣も被安打2で好投。九回は先制打の臼井がマウンドに上がり、3者でぴしりと締めた。全て直球で最後は自己最速の144キロをマーク。「優勝を決めてほっとした」と笑みを見せた。  「大会を通してよく我慢できるようになった。投手陣も頑張ってくれた」と関口監督。比嘉主将も「できて間もないチームだが、できることをしっかりとやっていく。東北でも力を発揮したい」と夏に続く甲子園を目指し気合を入れた。 (石田)