2人目が生まれると家事に育児に追われ、イライラがとまらないママは少なくありません。今回の相談者もそんな一人です。のんびりした性格だったのに、2人目が生まれてからはイライラがとまらないといいます。特に上の子にはあれもこれもと期待して、できないと怒っては自己嫌悪に陥る彼女に、専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。

産後の不調についての相談:「2人目出産後イライラしている自分が嫌です」


『産後忙しかったせいもあって、すごくイライラしてしまいます。何事も時間をかけてのんびりやる性格が、今は短気になっています。特に上の子には年齢以上のことを要求しては、できないと「どうしてできないの?」とイライラします。家だけでなく、外でも大声で叱ってしまい、後で言いすぎたと後悔ばかりです。こんな自分が嫌です。心が落ち着く方法はありませんか。(30代・女性)』

イライラしやすい時期と認めて。一人で頑張らず家族の協力を

産後は子育ての忙しさだけでなく、身体的な変化から不安定になりやすい時期です。イライラして当然と考えて、心身のメンテナンスを心がけましょう。一人で頑張らず、家族に協力を求めることが大切です。

『出産後はホルモンの状態をはじめ、身体的に大きく変化が起こるため、不安定になりやすいです。環境的にも大きく変化し、出産前のような行動パターンが通用しなくなるため、それも不安定の原因になり、イライラして当然といえます。(臨床心理士)』


『まずはイライラするのも当然と思いましょう。不安定な自分を受け入れることができ、心が落ち着くと思います。その上で不安定な状態にある身体のメンテナンスとして、マッサージや十分な睡眠、豊かな栄養摂取などを心がけましょう。1人でショッピングしたり、深夜のドラマ鑑賞など、できるだけ出産前の行動パターンも再現できると心が落ち着くでしょう。(臨床心理士)』


『何でも一生懸命、頑張っているのだと思います。ご主人や家族に協力してもらったり、時には家事を手抜きしたり後回しにして、息抜きの時間を作ってください。(産科・婦人科医師)』


子どもを叱るのは逆効果。できなくて当然、できたら褒めてあげて

期待通りにできないからと子どもを叱るのは逆効果です。叱られると子どもは自分を責めてしまいます。まだ小さいのだからできなくて当然です。できたらうんと褒めてあげましょう。

『どうしてできないの、とお子さんに聞いても答えられませんし、できない自分は悪い子だと思ってしまいます。期待する気持ちは理解できますが、まだ小さい子どもです。できなくて当たり前、できたらすごいことだと褒めてあげてください。褒めることで自信がつき、お母さんが喜ぶことをしようとします。(産科・婦人科医師)』


『子どもを大声で叱ったり、早くしなさいと急かすのは逆効果です。イライラするときは深呼吸して、少し気持ちを鎮めてください。お子さんができない時は、こうやってごらん、と別のやり方を教えたり、お母さんと一緒にやるようにしましょう。(産科・婦人科医師)』


産後は不安定になりやすい時期だけに、一人で頑張りすぎないようにしましょう。忙しいからといって、子どもを叱るのは逆効果です。できなくて当たり前と考え、できたら褒めてあげることで、自信がついて積極的に手伝ってくれるようになります 。