妊娠中に女性ホルモンの影響で肌が黒ずんだというママもいるのではないでしょうか。今回は産後も消えない黒ずみについての相談です。この黒ずみはいつになったら消えるのでしょうか。跡が残らないようにするにはどんなケアが必要なのでしょうか。専門家に聞いてみました。

産後の体調についての相談:「身体の黒ずみはいつ消えるのでしょうか?」


『現在38歳ですが、妊娠後期から気になっていた身体の黒ずみが消えません。ワキの下とお腹、脚の付け根と胸がひどく、お腹は真っ黒といってよいほどです。主人からは「ちゃんと洗ってる?」と聞かれ、悲しくなりました。黒ずみは妊娠中のホルモンバランスの影響で、産後には消えると思っていましたが、このままでは水着もノースリーブも着られません。いつごろ消えますか。このまま消えないこともありますか。(30代・女性)』

ホルモンバランスが整えば元どおりに。ターンオーバーを促して

黒ずみはホルモンバランスが整うと、薄くなっていきます。跡を残さないためには、ターンオーバーを促すことが大切です。

『妊娠中や産後しばらくは母体を維持するよりも、子どもを産み育てることが優先された状態になり、皮膚の代謝機能も落ちます。そのうえ、妊娠で腹部が膨らんだり、授乳時に乳首を吸われるなど皮膚に負担がかかることが多く、黒ずみなどの肌トラブルが起きます。(臨床心理士) 』


『妊娠中に分泌されるエストロゲン、プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で、メラニン色素が増殖し、色素沈着が起こりやすくなります。特に乳首や陰部、ワキの下などデリケートな部分が黒ずみます。産後のホルモンバランスが整ってくれば自然に薄くなるのがほとんどですが、少しでも跡を残さないため、肌のターンオーバーを促してください。(産科・婦人科医師)』


産後2か月〜一年が目処。刺激や日焼けを避けて

一般的に産後2か月から一年を目処に、刺激や日焼けを避けましょう。年とともに低下する回復力のサポートには漢方薬が有効です。

『一般的には産後一年ほどを目処に、子どもを産み育てる状態が優先されなくなり、母体を維持できる状態に戻ります。皮膚の代謝機能も復活し、黒ずみなどの皮膚トラブルは改善されることが多いですが、年齢とともに回復力は衰えます。38歳だと妊娠出産前と同じレベルまで皮膚の代謝機能が回復できずにいるかもしれません。その場合は、代謝機能の働きをサポートする漢方薬の服用が効果的です。(臨床心理士) 』


『デリケートな部分なのでごしごし擦ったりせず、優しく丁寧に汚れを落とし、洗ったあとは刺激の少ないクリームなどで保湿しましょう。紫外線を避け、外出時には日光にあたる部分に日焼け止めを塗ってください。(産科・婦人科医師)』


『服やゴムによる摩擦でも皮膚が刺激されて、メラニン色素が増えやすくなります。肌に優しい繊維で、締めつけたり皮膚同士が擦れないようにしましょう。産後2〜3か月経てば薄くなると思いますが、気になるようなら産科の医師と相談してください。皮膚科にあるレーザーで消すこともできます。(産科・婦人科医師)』


ホルモンバランスが整うことで、身体の黒ずみは薄くなります。跡を残さないためにはターンオーバーを促し、刺激や日焼けを避けましょう。年とともに低下する回復力を補うには漢方薬が有効です。レーザーで消す方法もあります。場合によっては病院で相談しましょう 。