毎年花粉の時期になると目が痒くてこすってしまい、結膜炎になってしまうという子どもの状況に悩んでいるという相談です。対処法と、目をこすることによる視力への影響について、専門家の皆さんはなんと答えているのでしょうか。

ママからの相談:「アレルギー性結膜炎の治し方」


『子どもが花粉症で、それに伴い結膜炎を起こしてしまいます。毎年2月くらいから痒みが出てくるので点眼と内服薬を使用していますが、痒みが我慢できずに無意識に掻いてしまっているようです。毎年なのでかわいそうで、何か対処法があれば教えてください。また、擦り続けていると視力が低下したりものが二重に見える事があるのでしょうか。最近、目が見えづらいと話す事もあるので心配しています。(30代・女性)』

アレルギー原因物質をできる限り避ける工夫が大切です

薬による治療と同時に、アレルギー原因物質である花粉を極力家の中から排除する工夫も必要です。外出から帰った時の着替えや、うがい手洗い、目の洗浄、空気清浄機の使用など、できることから行いましょう。

『花粉症ではアレルゲンである花粉によって鼻水やくしゃみ以外に、目のかゆみや充血が起こります。結膜炎はウイルスや細菌によって、目の結膜に炎症が起こった状態ですが、異物に対して過剰に反応しアレルギーによって起こる場合もあります。(産科医師)』


『小さいお子さんでしたら、無意識に掻いてしまうこともあるでしょう。結膜炎を起こさないためには、できるだけアレルゲンを避けることです。換気をするときは、窓を開けるより空気清浄器を使用した方がよいですし、家の中に花粉を持ち込まないよう、玄関先で服についた花粉をはたき落し、できれば室内着に着替えてください。うがいや手洗いも行った方がよいですし、目も洗浄した方がよいですが、無理でしたら濡れたガーゼで目の周りを拭いてください。(産科医師)』


『現在は内服薬で対応されているようですが、アレルギーとなる物質を遮断させることも重要です。おそらくはまだ小さなお子さんなので、強いお薬は使えないのでしょう。アレルギー対策の眼鏡など商品がたくさんあるので、試してみるとよいですよ。(看護師)』


頻繁に目をこすると角膜を傷つけるなど危険があります

頻繁に目をこする習慣がついてしまうと、角膜を傷つけるなど、視力に影響するリスクもあるようです。掻かずに冷やす、爪は短くしてあげるなど、リスクを減らす対策に努めましょう。

『ときどき目をこする程度であれば視力に問題が起こるほどのトラブルにはならないようですが、目をこすることが習慣化してしまうと角膜を傷つけたり、眼球を圧迫することで視力に問題が出てくることがあります。(看護師)』


『頻回に目を擦ると、角膜を傷つけたり、結膜炎になるリスクが高まります。かゆみがある時は、冷たいタオルで冷やしてみてください。また目を傷つけないように、爪は短くカットしてください。(産科医師)』


アレルギー性結膜炎の対策としては、薬による治療に加え、アレルギー原因物質を避けることも大切です。花粉を家に持ち込まないよう、換気の仕方や外出後の着替えなどに注意してください。頻繁に目をこすることが習慣化すると、視力に影響するリスクもあるため、掻かずに冷やすなどの工夫をするとよいでしょう 。