花粉アレルギーで目の症状があるうえ、結膜炎にも度々かかるという子どもの治療について相談が寄せられました。どちらの治療が優先なのか、並行して行ってよいのか、という質問に対し、専門家の皆さんはなんと答えているでしょうか。

パパからの相談:「アレルギー持ちなのですが、結膜炎の治療と並行できますか?」


『花粉アレルギー持ちの子どもで、目のかゆみや目やになど症状によって、アレルギー科の診断に従い、アレルギー発生を抑える治療を行うことがあります。また、よく結膜炎にもなり目薬をいただいて毎日数回さすこともあります。アレルギーで目にかゆみや異常があるうえさらに結膜炎を起こしてしまった場合、まずは結膜炎の治療から先に行うのがよいのでしょうか、それとも並行して行うことができるのでしょうか。(40代・男性)』

症状改善を重視、どちらが優先ということはありません

アレルギーによる目の症状も、アレルギー性結膜炎と呼ばれ、結膜炎の一種です。他の結膜炎を併発する場合でも、どちらが優先ということはなく、原因除去と症状改善が重視されます。

『アレルギー反応による目のかゆみも結膜炎の一種です。結膜炎にはウイルス性結膜炎、流行性角結膜炎、咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎、クラミジア結膜炎、細菌性結膜炎、春季カタルなどの種類があります。この中からどの結膜炎を併発するかにもよるので、一概にはいうことはできませんが、症状の出現は人それぞれその都度異なってきます。(看護師)』


『アレルギー性結膜炎はホコリやダニなどが原因で、季節に関係なく発症する通年性結膜炎と、花粉の季節に発症する季節性結膜炎に分けられます。通年性結膜炎の場合はステロイドによる結膜炎の治療が行われ、季節性結膜炎の場合は抗アレルギー剤(内服、点眼)やステロイドの点眼薬による治療が行われるでしょう。どちらの治療が優先というわけでなく、原因を取り除き、症状を改善させることが優先になります。(産科医師)』


治療の基本は点眼、並行して治療することも可能です

結膜炎の治療では点眼が基本ですが、複数の点眼薬を併用する場合は、時間を置いて点眼することで治療を並行できるようです。

『基本的にアレルギー性の結膜炎は主に内服薬で対症療法などを行いますし、それでも症状が強ければ点眼を併用することもあります。他の結膜炎治療では基本は点眼薬です。点眼薬は複数使用する場合は、1本1本をさす時間の間隔をあけることで治療を並行して行えます。症状によっては眼軟膏や内服薬も併用されることもあります。(看護師)』


アレルギーによる目のかゆみなどの症状も、アレルギー性結膜炎と呼ばれる結膜炎の一種です。アレルギー性のものと、その他の結膜炎を併発することもありますが、どちらの治療が優先ということはなく、原因除去と症状の改善を目標とした治療が行われます。異なる結膜炎の治療を同時に行う場合は、複数の点眼薬を時間の間隔を開けて注すことで、並行が可能です。