コンタクトレンズの寿命は、ハードで3年前後、ソフトの場合は1、2年です。レンズは時間の経過とともにキズが付き、汚れが取れにくくなります。古いコンタクトの使用で結膜炎になった場合の対処法について、専門家にお聞きしました。

20代の女性からの相談:「コンタクトの劣化で目やに、充血、鈍い痛みも。点眼薬だけで治る?」


『目やにが気になり3年間使っていたコンタクトレンズを新しいものに替えました。しかし、さらに目やにが増えて白目が赤くなります。眼科を受診した結果、アレルギー性の結膜炎と診断を受けました。以前使用していたコンタクトレンズの劣化が原因とされ、点眼薬で治療を始めて2週間経ちまずが、なかなか完治しません。その上、右目目尻側の際の部分にこぶのようなものが出来て鈍い痛みがあります。点眼薬だけで大丈夫でしょうか。(20代・女性)』

コンタクトレンズの管理をしっかりと。結膜炎の原因を作らないことが大切

古いコンタクトレンズの使用だけでなく、新しいレンズへの交換がアレルギー性の結膜炎を引き起こしている可能性も考えられます。レンズの清潔や使用方法にも注意して、結膜炎の原因を作らないようにしましょう。

『古いコンタクトレンズから新しく清潔なコンタクトレンズに変えたことで目やにが減ることはあっても増えることはないので、コンタクトレンズを交換したタイミングでアレルギー性結膜炎になってしまったのでしょう。おそらく初めの受診の際には、アレルギー性結膜炎の治療に用いる点眼薬の処方しかされていないはずです。(看護師)』


『医師が言われたように、古いコンタクトレンズによって結膜炎を起こしたと思いますが、レンズに付着した汚れでも結膜炎を起こしやすくなります。ハードのレンズでしたら、しっかり擦り洗いして使用してください。保存液が残ったままでも炎症を起こしますから、装着前には蒸留水でしっかり流してから装着してください。また説明書にある使用法を守り、長時間の装着や、レンズをつけたまま寝ることは避けてください。(医師)』


目尻のこぶは点眼薬では治らないかも…症状が続くときは再度受診を

結膜炎の症状がある時は、無理をしないで目を休めることが大切です。始めは結膜炎と診断されていても、別の症状が加わったり症状が改善しない場合には、もう一度診察してもらうことが必要です。

『レンズを外したら目も洗浄して、しばらくは目を休めてください。炎症があるときは、冷たいタオルで冷やした方がいいでしょう。充血などの症状がある間は、レンズの使用は避けた方がいいですし、2週間以上も症状が改善されないのでしたら、再び眼科を受診して医師に相談した方がいいでしょう。(医師)』


『はじめに眼科を受診された時には、目尻部分のこぶのようなものはなかったのですよね。その目尻のこぶがどのようなものなのかを調べれば改善策・治療策もわかると思います。アレルギー性結膜炎の治療の点眼薬でこぶが改善することは考えにくいので、ひどくならないうちに再診しましょう。(看護師)』


コンタクトレンズの劣化が結膜炎の原因になるのですね。治療しているのに結膜炎がなかなか治らない場合には、別の原因が考えられたり、別の治療が必要な場合もあります。早めにもう一度眼科を受診されることをおすすめします。