結膜炎には、感染性があるものとないものがあります。人にうつす可能性のある結膜炎の場合、プールの使用が禁止されます。では、アレルギー性結膜炎の場合、プールの使用は全く問題ないのでしょうか。専門家にききました。

40代の女性からの相談:「アレルギー性結膜炎で治療中。プールの利用を再開してもいい?」


『目のかゆみがありアレルギー性結膜炎と診断され、暫くプールの利用を控えています。定期的に通院し点眼薬による治療でかゆみはとれましたが、3か月経った今も治療が継続しています。ドクターの意見ではプールの利用は、かゆみがなくなったら利用してもよいが「お勧めしない」ということです。アレルギー性なので他人にうつす可能性はなく、できればプールを再開したいのですが、ぜひご意見をお聞かせください。(40代・女性)』

プールがアレルギー性結膜炎を悪化させる可能性が…

アレルギー結膜炎は人にうつす感染性はありません。しかし、プールの使用でアレルギー性結膜炎が悪化する可能性があります。結膜炎が重症化すると、視力にも影響します。

『アレルギー性結膜炎の原因は当然ウイルスや細菌などではなく、アレルギーの原因物質なので感染性はありませんが、他人に移すことはないからと言ってプールに入り続けていると、塩素などで症状が悪化する可能性があります。(看護師)』


『アレルギー性結膜炎は、目の表面にアレルゲンが付着することで、目の充血やかゆみなどの症状が現れます。対策はできるだけアレルゲンを避けることですから、プールを勧めなかったのでしょう。アレルギー性結膜炎は、重症になると角膜の合併症を起こし、視力が低下することもあります。(医師)』


プールに入るときはゴーグルの使用を。担当医師とよく相談することが大切

アレルギー性体質の方は、症状が治まっても再発する可能性があります。治療経過を医師にたずねてみましょう。またゴーグルを使用してのプールの可能性についても、主治医に相談してみましょう。

『プールには雑菌が多くいるので「水中眼鏡を使用せずにプールを利用するのはお勧めしない」ということだったのではないでしょうか。今でも通院されているようですし、しっかり理由を確認されることをお勧めします。(看護師)』


『プールを利用したいのでしたら、水泳用のゴーグルを使用し、帰宅前にはシャワーで体を流すとともに、目も洗浄してください。自身が大丈夫と思うのでしたらプールを利用してもいいですが、症状があるときはやはりしばらくは避けた方がいいでしょう。眼科では目のかゆみや充血を抑える薬を処方しますが、症状が治まってもアレルギー体質が改善されなければ完治したとは言えません。(医師)』


アレルギー性結膜炎は、悪化させないことが大切です。アレルギー体質である場合、治療の継続の必要性やプールの使用に関しては、医師の指示を仰ぐことをおすすめします。