目の老化は40代から始まると言われています。目の老化は視力だけではなく、目が乾きやすくなったり角膜にキズが付きやすくなります。加齢とコンタクトレンズの使用に関して、専門家にアドバイスをいただきました。

40代の女性からの相談:「コンタクトの使用で数年前から充血しやすくなった。加齢は関係ある?」


『近視が強く、メガネのレンズが厚くなってしまうため普段からコンタクトレンズを着用しております。しかし、数年前からすぐに充血し結膜炎を起こしやすくなりました。元々目が弱いのか、ハードレンズはすぐに充血してしまい使用できません。そのためソフトレンズを使用しております。高年齢になった場合、コンタクトレンズの使用を中止した方が良いのでしょうか?(40代・女性)』

結膜炎の原因はレンズの汚れ。ソフトレンズは汚れが落ちにくい!

ハードとソフトのコンタクトレンズを比較すると、やはりソフトのほうが目に優しいと言えますが、日々のメンテナンスが欠かせません。ソフトレンズの汚れが結膜炎の原因になっていないかどうか、考えてみる必要があります。

『ハードコンタクトレンズはソフトコンタクトレンズよりも刺激がつよく、眼球が乾燥しやすいという特徴があります。しかしその点ソフトコンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズよりも眼球に優しいレンズです。(看護師)』


『コンタクトレンズによる結膜炎の原因は、ほとんどがレンズの汚れや、レンズによって角膜に傷をつけてしまうことです。ソフトレンズはしっかり洗浄することが難しいのでコストがかかりますが、できれば使い捨ての方がいいと思います。使い捨てでなければ、説明書にある洗浄方法や洗浄する期間を守ってください。(医師)』


加齢によって目に酸素が届きにくくなる!?目をいたわるケアを。

加齢によって角膜へ酸素が行き渡りにくくなります。コンタクトの使用で結膜炎を起こしやすくなっているということは、それだけ目に負担が多くかかっているということです。

『高齢になった場合は、やはりコンタクトの使用は中止したほうが無難です。角膜はコンタクトレンズをすることで酸素の供給が少なくなります。コンタクトレンズの使用は、年をとることで減少してくる角膜内皮細胞を更に減少させてしまいます。このため高齢になったからというよりも、若いうちからの装着も控えたほうがいいでしょう。コンタクトレンズに装着時間が決められているのは、角膜内皮を守るためでもあります。(看護師)』


『結膜炎を防ぐには、常にレンズの清潔を心がけてください。しかしレンズの汚れを落しても目が汚れていては意味がありませんから、レンズを外した後は専用の洗浄液で目も洗ってください。高齢だからというわけではなく、目が充血したり、結膜炎を起こすようでしたら無理にレンズを使用することはお勧めできません。長時間の使用や、レンズをつけたまま寝るようなことも避けてください。(医師)』


コンタクトレンズを使用するうえで年齢が基準になるわけではありませんが、加齢により目に負担がかかります。結膜炎を起こしやすい状態が続いている場合は、早めに医療機関を受診してください。