アデノウイルスは強い感染力をもち、夏場に子どもの間で流行することの多い病気です。アデノウイルスに感染した場合、子どもを保育園に通わせているママは、潜伏期間や出席停止基準などが気になります。専門家にお聞きしました。

ママからの相談:「親がアデノウイルスに感染。子どもを保育園に預けていい?潜伏期間は?」


『母親である私が2日前から熱が上がったり下がったりを繰り返しており、喉も痛くなってきたので耳鼻咽喉科に診察に行ったところアデノウイルスと診断されました。5歳の子にうつるのではないかと心配です。親がアデノウイルスにかかった場合、子どもに熱が無く元気であれば保育園に預けても大丈夫ですか?また、アデノウイルスの潜伏期間はどのぐらいで、何日様子を見れば子どもにうつっていないと判断することができますか?(30代・女性)』

子どもに症状がなければ保育園の通園は可能

登園が可能かどうかの基準は、それぞれの保育園によって決められています。しかし、一般的にはママがアデノウイルスを発症していても子どもが発症していない場合には、登園可能です。

『保育園によっては、本人が発症してなくても通園させてはいけないという決まりがあるかもしれませんが、ほとんどの保育園では通園することが可能であると思われます。子どもが発症してないのに、休ませなければならないということはありません。兄弟がインフルエンザにかかっていても、インフルエンザを発症していなければ通園が可能なのと同じです。(看護師)』


『お子さんに症状が出ておらず、アデノウイルスの診断がないのでしたら登園させていいでしょう。何日元気なら、という目安はありませんが、お子さんも感染する可能性があるため注意した方がいいでしょう。風邪と思われる症状が現れたら、早めに受診させてください。(医師)』


アデノウイルスの潜伏期間は約1週間。解熱後2日間はうつす可能性が…

アデノウイルスの潜伏期間と感染期間を考え合わせると、完全にうつっていないと判断するには、10日ほど様子を見ることが必要になります。

『潜伏期間は5〜7日程度といわれています。感染力も強いため、解熱してから二日間はまだ感染する可能性があります。質問者の方が解熱して二日間は感染力があるので、解熱後10日間にお子さんに症状が見られなければうつってないと判断できるでしょう。(看護師)』


『お母さんが感染した場合、お子さんにも感染する可能性が高いので、一緒に入浴することはもちろん、なるべく接触を避けてください。アデノウイルスの潜伏期間は5〜7日で、感染して約1週間ほどで高熱や咽頭炎、結膜炎などの症状が現れ、一般の風邪とは異なり約1週間ほど症状が長引く場合があります。アデノウイルスと診断されれば、症状が治まっても2日間は登園禁止になります。(医師)』


アデノウイルスは感染が広がり、大流行を起こすことのある病気です。保育園の出席に関してママたちはとても気を使いますが、お子さんにうつっていないかどうか10日間は注意して様子を見ましょう。