お子さんの習い事の中でも水泳は人気の上位を占めています。水泳で健康になってほしいというママは多いでしょう。しかしプールで病気に感染するケースもあります。1歳児のプール利用時の注意点について専門家にききました。

ママからの相談:「子どもがプールの後、発熱、下痢、目やにが…。プールは控えるべき?」


『1歳少し前から健康のためにとスイミング教室に通っています。しかし、プールに入るたびに毎回風邪のような、とくに胃腸炎のような症状にかかってしまい月に二回行ければ良い方です。プールの後は、目やにが多くよく目をこすり、下痢のような症状を起こします。ここ最近は発熱もあります。ウイルス性の病気でも耐性ができて健康になれるのでしょうか。(30代・女性)』

プールには雑菌やウイルスがいっぱい!

不特定多数の人が利用するプールでは、雑菌やウイルスにさらされる可能性が高くなります。お子さんが小さい場合は感染を受けやすいので、感染予防をしっかり行い、時にはプールの使用を控えることも必要です。

『一歳という年齢だとまだまだ抵抗力がないために、いろんな病気になってしまいます。プールであれば結膜炎や中耳炎などにもかかりやすいです。風邪のような症状が出たり、下痢のような症状を起こすということなので何かしらウイルスや雑菌などを持ち帰っているのかもしれません。(看護師)』


『プールでは、感染予防対策を心がけてください。プール後はしっかりシャワーで流し、うがいや手洗いを行ってください。プールの使用者に感染者がいたり、インフルエンザの季節には、しばらくお休みした方がいいでしょう。プールに入るたびに何らかの症状が出るのでしたら、プールの衛生管理も心配ですから、施設に問い合わせてみてください。(医師)』


ウイルスにさらされることで免疫(耐性)ができるとは限らない

多少ウイルスや雑菌にさらされたほうが、子どもに耐性が付いて丈夫になるという考え方もあります。しかし、ウイルスや雑菌にも種類があること、1歳児の体力や抵抗力が限られていることを考慮に入れましょう。

『「ウイルス性の何かでも耐性ができて健康になれるのか」ということですが、そのことについてあまり否定はしません。ただしどんなウイルスや雑菌などにも抵抗力がつくのかといえばそうではありません。例えばノロウイルスは免疫はつかないので、治ったと思っても再び体内で繁殖するとすぐに発症してしまいます。まだ1歳で抵抗力も体力も少ないので、今そのような方法で抵抗力をつけようとする必要はないでしょう。(看護師)』


『お子さんが成長するにつれて、体力や抵抗力がついて感染しにくくなりますが、はしかや風疹、水痘のように、一度感染したら抗体が出来て二度と感染しない疾患もあれば、インフルエンザや連鎖球菌、アデノウイルスなどのように、ウイルスの種類が多いものは感染を繰り返すことがあります。ほとんどのウイルスが、接触感染や飛沫感染によるものです。(医師)』


プールの衛生環境には問題点もあります。お子さんの体調や状況に応じて、プールの使用をその都度決めていくとよいでしょう。