アデノウイルスは普通の風邪と異なり感染力が非常に強いため、感染すると登校や登園が禁止になります。子どもが感染するとママは家族の感染予防にも、気を配らなければなりません。具体的な予防対策を知りたいママに、医師はどのようにアドバイスをしたのでしょうか。

ママからの質問:「子どもがアデノウイルスに感染した時の家族への感染予防対策は?」


『5歳の子どもがアデノウイルスで出席停止になりました。普通の風邪と異なり感染症の一種なので、生活する全てのものを別にしないと大人までうつるので気を付けるようにと病院で言われました。タオルなどは別にした方が良いのは分かりますが、子どもが入った後のお風呂に入るのはやめたほうがいいのでしょうか。食器は消毒するべきか、感染防止にマスクは必要か等、どこまで別々にするべきか具体的に知りたいです。(20代・女性)』

アデノウイルスは除菌できます

アルコール系の消毒剤や塩素系の消毒剤で、アデノウイルスを除菌することができるようです。必要に応じて消毒しましょう。

『アデノウイルスは感染しやすいウイルスですが、比較的弱いウイルスなのでエタノール消毒剤(アルコール系の消毒剤)などでしっかりと除菌ができます。エタノール濃度80%のものであれば約2分で、エタノール濃度90%程度のものであれば30秒で不活化できると言われています。エタノール濃度80%以上のものを選びましょう。(医師)』


『エタノール系消毒剤以外にも塩素系の消毒剤でも殺菌することができますので、用途に応じて2種類を使い分けてください。例えば、手洗い後などはアルコール消毒を行うことで、より確実に除菌することができますし、食器に関しては食器を塩素系の消毒剤につけておくことで殺菌することが可能です。(医師)』


『箸やコップなどの共有は避け、洗剤で綺麗に洗って、しっかり乾燥させてください。気になるようでしたら、煮沸消毒したり、熱湯をかけてもいいですし、最近は除菌ができる食器洗い機があるので、併用すれば充分でしょう。(医師)』


お風呂は感染者が最後に入り、しっかりと掃除を

家族で使用するもの、リモコンや電気のスイッチは除菌をすることが大事です。また、お風呂は別々に入り、感染者の後に入るのは控えましょう。

『お風呂は症状が強い場合は避け、症状が落ち着いてきてから入るようにします。ただし、しばらくは(感染者は)お風呂には最後に入り、上がった後はしっかりとお風呂掃除を行うように心がけることが感染予防の観点からは重要です。(医師)』


『お風呂に一緒に入るのは避けましょう。家族全員がマスクをすることは言うまでもありませんが、うがいや手洗いもこまめに行ってください。(医師)』


『衣類にもウイルスが付着しているので、注意が必要です。衣服に関しては塩素系消毒剤につけ、別々に洗濯することが感染予防には重要です。できれば洗濯物を干す場所も別々にすることが好ましいです。(医師)』


『電気のスイッチやリモコン、パソコンのキーボードなど、複数の方が触れる部分は、除菌シートやスプレーで消毒してください。痰や鼻水がついたティッシュなどは、袋の口をしっかり閉じて捨ててください。(医師)』


アデノウイルスは感染力は強いですが、比較的除菌もしやすいようです。食器やタオルの共有を避け、お風呂は感染者が最後に入るようにしましょう。