マイナンバーを活用

政府は、来年7月から、マイナンバーを活用し、児童手当や保育所申請などの子育てに関する手続きを、自宅からネット接続できる個人向けサイトで行えるようにします。

役所の窓口へ出向く手間を省き、子育て世代の負担軽減につなげる計画です。

個人向けサイト「マイナポータル」

申請手続きは、マイナンバーカードをカードリーダーに通すことで認証を行い、個人向けサイト「マイナポータル」上で行います。

他にも、子どもの年齢に応じた予防接種の案内や、居住している自治体における子育て支援策の検索、認定保育所に子どもを入園させる時に必要となる就労証明書の申請、保健師などとの面談の予約なども順次行えるようになります。

負担軽減につながるのか

子育てに関する各種手続きや情報検索などが、自宅で手軽に行えるようになるというのは、負担の軽減につながります。

しかしそれらの手続き作業はあくまでも必要な作業の一部。認定保育所を利用するのに必要な就労証明書の申請は「マイナポータル」上で行えますが、実際には保育所の見学や、入園の優先度を示す指数の確認など、実際に保育所や役所に何度も足を運ばなければならないことが多くあります。

また、自宅で利用するには、マイナンバーカードを所持し、カードリーダーを各自購入しなければなりません。マイナンバーカードの申請者は、今年3月時点で約900万件、このうちシステム障害などのため、交付済み枚数は約106万枚でした。

この政策が子育て支援策として十分に機能するのか、それともマイナンバーカードの普及策の一環としての役割しか持たないのか、実施内容を見定めて判断する必要がありそうです。

参考サイト

内閣官房IT総合戦略室 ワンストップ化検討資料