葉酸サプリメントには、さまざまな商品があります。長く飲み続けるよう推奨されている葉酸ですが、なぜ価格が違うのでしょうか。また、摂取するにはサプリメントを使用するのが一般的なのでしょうか。

ママからの相談:「葉酸サプリメントは価格の違いで効果も変わりますか」


『2人目の妊活中です。葉酸サプリメントを安価なものに変えたのですが、価格によって身体に吸収される量に違いはありますか。また、サプリメントだけで必要量を摂取できるのでしょうか。摂りすぎもよくないと聞きますが、どのように摂取するのが望ましいでしょうか。(20代・女性)』

サプリメントの価格の違い

サプリメントは多くの種類があって、どの商品を購入すればよいのか悩んでしまいますよね。購入するときは、どのような点に注意して選べばよいのでしょうか。

『サプリメントの価格は、天然か人工かという点や、一粒あたりの成分含有量の違い、吸収時間に関する加工の有無などによって違ってきます。それぞれメリット、デメリットがあるので、どちらがよいか一概にいうことはできません。予算の範囲で検討して利用するのがよいでしょう。(看護師)』


『価格が高い方がより効果があるのかはわかりませんが、自身の体質に合っていれば値段は関係ないと思います。(産科医師)』


食生活を見直してみましょう

体調や食生活によってはサプリメントが必要な場合や、逆に不要な場合もあるようです。どんな点からサプリメントの必要性を判断すればよいのか、専門家に伺ってみましょう。

『国としては400μgの摂取を推奨しているのですが、ある調査によると、女性の葉酸摂取量は妊娠出産をする20代、30代ともに300μgに達していません。これは食生活が欧米化したことも要因の一つといわれているので、和食中心の献立を意識してみてはいかがでしょう。(看護師)』


『妊娠出産を希望する場合、葉酸だけを摂ればよいわけではありませんし、サプリメントに頼り過ぎるのもよくありません。きちんと栄養バランスを意識した献立を作れるのであれば、サプリメントに頼らずとも葉酸を摂取できる可能性もあるでしょう。(看護師)』


『例えば鶏・牛・豚のレバー50gには、400μg以上の葉酸が含まれています。苦手でなければそのような食材を献立に取り入れて、緑黄色野菜を積極的に摂取するなど工夫してみるとよいでしょう。 (看護師)』


『水溶性のビタミンである葉酸は調理段階でほとんどが失われてしまうため、妊婦さんの場合、普段の食事だけでは不足しがちです。特に貧血の症状がある場合や、医師から摂取をすすめられている場合は、食事からの摂取のみでなくサプリメントも利用したほうがよいでしょう。(産科医師)』


『一時的に摂りすぎたとしても不要なものは体外に排出されますが、過剰摂取となるのは一日に1000μg以上です。極端にサプリを飲みすぎなければ心配ないでしょうが、過剰摂取すると蕁麻疹などの過敏症が起きたり、子どもが喘息になりやすいなどの心配が出てくることは知っておいてください。 (産科医師)』


貧血の場合や医師にすすめられる場合もあるようですが、まずは現在の食生活をふり返ってサプリメントが必要かどうか判断してみましょう。サプリメントが必要な場合は、ご自身にあった長く飲み続けられるものを選ぶことがポイントです。