薬の中には、胎児に悪影響を与えてしまうものもあります。薬のリスクを抑えるために葉酸を摂取したいと考えている女性からの相談に、お医者さんと看護師さんはどのように答えているでしょうか。

女性からの相談:「服薬中の薬に奇形児のリスクがあります。葉酸の摂取量と摂りすぎの影響を教えてください」


『現在妊娠希望ですが、自身に持病があり薬を服用しているのですが、奇形児のリスクがあります。リスクを抑えるため、葉酸を服用したいのですが、どのくらいの量をどのくらいの時期から摂取するとよいのかがわかりません。健康体の妊婦が服用する量でよいのでしょうか。服用している薬によって、通常よりも多く摂取するのが好ましいのかが知りたいです。葉酸の摂取しすぎで他に影響が出ないかも心配なので、合わせて教えていただけると幸いです。(40代・女性)』

主治医に相談を

葉酸の摂取に弊害がないか、主治医に相談するようアドバイスがありました。

『葉酸の摂取を厚労省が勧めているのは、妊娠前約1カ月から妊娠3カ月までですが、妊娠を希望されているのでしたら、現在も積極的に摂った方がいいでしょう。服用されている薬が何なのか分かりませんので、通常よりも多く摂った方がいいのか、葉酸を摂ることで弊害があるのかは分かりません。葉酸を摂ってもいいかは主治医に相談してください。(産科・婦人科医師)』


てんかんであれば、非妊娠時400μg、妊娠時600μg

妊娠、持病の有無で変わる葉酸の摂取目安量と、食事から摂取するときのポイントを教えてくれました。

『持病があり、それに伴う奇形のリスクで考えられるものとしてはてんかんなどでしょうか。一般的に葉酸の摂取量は200〜300μgを非妊娠時、400μg以上を妊娠時に摂取することが推奨されています。てんかんと仮定した場合、非妊娠時は400μg、妊娠中は600μgになります。ケースによって摂取量の目安に差がありますが、摂取量の上限が1000μgを越えない範囲であれば大丈夫とされています。(看護師)』


『一般的に必要な葉酸の量は非妊娠時には、一日に200μgが必要と言われています。水溶性のビタミンのため、水洗いや加熱することでほとんどが失われてしまうため、生で食べられる果物の方が摂りやすいでしょう。ほうれん草だと200g中に約210μgの葉酸が含まれますが、茹でると葉酸の量は半減してしまいます。また、葉酸は体外に排出されやすいので、一時的に摂りすぎても、過剰摂取の心配はないと言われています。(産科・婦人科医師)』


通常であれば、妊娠前から積極的に葉酸を摂取するといいようです。葉酸は対外に排出されやすいため、一時的に摂りすぎても過剰摂取の心配はないようですが、持病がある場合は葉酸を過剰に摂取することで弊害がないか、医師へ確認するといいでしょう。