葉酸は妊婦さんだけでなく、子どもにとっても大切な栄養素のひとつです。葉酸を多く含む食品に関して、2歳の子どもを持つママから相談がありました。お医者さんと看護師さんはどのように答えているでしょうか?

ママからの相談:「子どもに葉酸を摂らせる場合、サプリメントを与えても大丈夫ですか?」


『妊活中に飲み始めた葉酸サプリを産後も飲み続け、母乳を通じて子どもにも与えてきました。子どもの成長にも葉酸は必要で、12歳前後の頃には大人と同じくらいの量を摂取したほうがいいと聞きましたが、そろそろ卒乳を迎える2歳になったばかりの子どもにサプリメントを与えるのは大丈夫なのでしょうか。できる限り食物で与えたいのですが、葉酸が多いと言われる柑橘類やバナナは、どれくらい食べればいいでしょうか。(30代・女性)』

サプリメントではなく、食事で補って

子ども用のサプリメントも販売されてはいますが、できるだけ食事で葉酸を補うようアドバイスがありました。

『葉酸サプリメントは、子ども用の商品も販売されているようです。ところが種類が多く、経済的な負担を考えると全ての家庭でサプリメントを購入することは、現実的でない部分があると考えます。(看護師)』


『おっしゃるように12歳くらいになると、大人と同じ240μgの葉酸が必要と言われています。小さいお子さんのサプリの摂取はお勧めできません。葉酸にかぎらず、バランスの摂れた食事を心がけてください。(産科・婦人科医師)』


果物を含む、バランスのよい食事を

葉酸の特性、年齢別の摂取目安量、多く含まれる食品について教えてくれました。

『バナナ以外でも果物の多くは葉酸を含むようですし、緑黄色野菜も葉酸を含んでいます。具体例を挙げるときりがない程です。また、葉酸は年齢によって摂取推奨量が異なります。1〜2歳で90μg、3〜5歳で100μg、6〜7歳で130μgといった具合です。いちごであれば、100gあたり90μg含まれており、他の食品も摂取することを考えると、毎日の食事でバランスを意識して食材を使って料理すれば十分でしょう。(看護師)』


『葉酸は水溶性ビタミンのため、水洗いや加熱でほとんどが失われます。不要なものは体外に排出されやすいので、一時的に多く摂っても過剰摂取の心配はないとされています。果物の葉酸量はそれぞれ100gに対し、いちご90μg・ライチ100μg・アボカド84μg・マンゴー84μg・みかん22μgとなっています。他にもイモ類やキノコ類にも含まれていますが、果物の方が比較的、摂りやすいでしょう。(産科・婦人科医師)』


葉酸を補うための子ども向けサプリメントも販売されていますが、できれば食事から摂るように心がけましょう。果物は葉酸を多く含み、調理の過程での損失も少ないので比較的摂りやすいようです。