葉酸は妊娠初期にぜひ摂っておきたい大切な栄養素で、厚労省も葉酸サプリの摂取を推奨しています。しかし産院によっては、妊娠中のサプリは控えるよう指示されることもあるようです。このことに対し医師や看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

プレママからの相談:「妊娠中の葉酸サプリ。医師から控えるよう言われたがなぜ?」


『やっと待望の妊娠を果たし、現在妊娠10週目です。妊活中から飲んでいる葉酸サプリは今も続けており、そのおかげかつわりも軽く体調がとても良いです。しかし先日の健診で担当医から、胎児のためにサプリは極力避けた方がよいといわれました。せっかく体調が良いのに、やめた途端に体調不良になったらと思うとやめられずにいますが、やはり先生のいうとおり服用をやめた方がよいのでしょうか。(30代・女性) 』

サプリに含まれる成分によるでしょう

葉酸サプリにも様々なものがあり、中には摂りすぎると胎児に良くない成分が含まれているものもあるようです。心配であれば、現在服用中のサプリを産院に持参して、飲んでも大丈夫かどうか医師に相談してみてはいかがでしょうか。

『葉酸サプリは厚労省も摂取を推奨していますが、医師が心配しているのは「葉酸の他に有害となる化学物質が含まれていないか」だと思います。サプリによっては、葉酸の他にビタミンAなど脂溶性ビタミンが含まれていることがあり、この場合は過剰摂取により胎児に悪影響を及ばすことがあります。サプリにも様々な種類があるので、妊婦検診の時に持参して相談してみてはいかがでしょうか。(内科看護師)』


『合成サプリには石油が使われているものが多く添加物も含まれているため、サプリの成分によっては胎児に悪影響を与える可能性を心配して、医師は勧めないのかもしれません。サプリを使うことで体調が良いのなら続けて構わないと思いますが、心配なら担当医とよく相談して決めた方がよいでしょう。(産科医師)』


子宮内膜の強化や流産防止の効果も

葉酸は胎児奇形を防ぐほかに、子宮内膜の強化、血行促進により流産を予防するなどの効果もあるようです。また葉酸サプリに含まれる成分によっては、つわりを軽くしてくれる効果もあると、医師や看護師さんは説明しています。

『イギリスでは、葉酸サプリを使用した妊婦さんは使用しなかった妊婦さんに比べ、72%も胎児の神経管閉鎖障害のリスクが減少したという研究結果が出ています。これを元に厚労省は先天性障害の予防のため、妊娠前〜妊娠初期の葉酸摂取を推奨しています。また葉酸は子宮内膜を強化したり、血流がよくなることで流産防止にもなるといわれています。(産科医師)』


『食品から摂れる葉酸は水や熱に弱く、身体に栄養素となって吸収されるのは半分くらいです。そのため葉酸サプリで補うのが効果的ですが、葉酸と共にビタミンB6が含まれているものには、つわりを軽減してくれる働きもあります。成分を確認して再度医師に相談の上、用法用量を守り出産まで服用してもよいのではないでしょうか。(内科看護師)』


サプリの成分によっては胎児に悪影響を与えるものもあるので、医師はそのことを心配しているのかもしれません。葉酸サプリの摂取は厚労省も推奨していますし、一度利用しているサプリを病院へ持参して相談してみるのもよいでしょう。