葉酸は妊娠初期から出産後も必要な栄養素で、妊婦さんなどはサプリで摂取する人も多いようです。しかしまだ小さい子どもの場合、どうやって葉酸を与えたらよいのかわからないという相談に対し、医師や看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「葉酸不足は、子どもにどのような悪影響が?」


『1歳半の娘がいますが、普段の食事だけでは鉄や葉酸などが不足している気がします。妊婦さんなどは葉酸が必要だといいますが、小さい子どもでも葉酸が不足すると、将来的に子どもが授かりにくかったり障害リスクが増えるのでしょうか。まだ小さいのでサプリを服用させるわけにもいかず、何かよい方法があれば教えてください。やはり小さくても、葉酸は毎日必要量摂った方がよいのでしょうか。(20代・女性)』

不足すると悪性の貧血や情緒不安定になることも

葉酸は特に成長期には必要な栄養素で、不足すると悪性の貧血を起こしたり情緒不安定になることもあるようです。

『葉酸が不足すると貧血を起こしたり、イライラしたり情緒不安定になることがあります。また葉酸は、成長に伴う骨の形成にも重要な役割を果たしています。バランスのよい食事を与えているなら、将来病気になるリスクは少ないでしょう。(内科看護師)』


『葉酸が不足すると、貧血を起こしやすくなります。鉄欠乏性の貧血とは異なり、赤血球が作れなくなることで悪性の貧血になる場合があり、特に成長期には必要な栄養です。(産科医師)』


緑黄色野菜やレバーなど

鉄分や葉酸は、緑黄色野菜やレバーなどに多く含まれています。葉酸に限らず子どもの成長には様々な栄養が必要なため、日頃からバランスのよい食事を心がけましょう。

『子どものうちは、果物や野菜といった食事から葉酸など必要な栄養を摂取しましょう。鉄分不足ならレバーや赤みの肉、大豆製品やひじきなどを食べましょう。葉酸が多い食品は、ほうれん草やかぼちゃや納豆などがあります。(内科看護師)』


『大人と同じような食事ができるようになったのなら、大人と同じ栄養バランスと考えてください。年齢や成長にもよりますが、特に葉酸だけが必要ではなく様々な栄養が必要です。(産科医師)』


『小さいお子さんにサプリの摂取はお勧めできないため、葉酸を多く含む緑黄色野菜やレバーや鰻、芋類や果物などを食べさせてください。葉酸は水溶性ビタミンなので、水洗いや加熱することでほとんどが失われてしまいますが、様々な食材に含まれているのでバランスのよい食事を心がけましょう。(産科医師)』


不妊は体質や子宮に問題がある場合が多い

不妊は体質的なことや、子宮に問題がある場合が多いようです。葉酸不足で胎児に起こる障害リスクについては、妊娠初期の葉酸摂取が重要なため、そろそろ妊娠をと考え始めたころにサプリなどで摂取するとよいようです。

『子どもが授かりにくいのは体質的なものや、子宮内膜症など子宮の問題が大きいこともありますが、葉酸は受精卵の着床率を高めたり子宮内膜を強くする働きもあります。胎児の障害リスクは妊娠初期の葉酸不足が関係しているため、妊娠を考えたらサプリを内服するとよいでしょう。(内科看護師)』


葉酸は成長期の子どもに欠かせませんが、葉酸に限らず何でもバランスよく食べることが大切です。普段のメニューに少し、葉酸を意識した食材をプラスするなど工夫してみてください。