特に妊娠初期は葉酸の摂取が推奨されていますが、普段の食事のほかにサプリも服用していると、摂りすぎが心配です。葉酸の過剰摂取の影響や、葉酸が必要な期間についての相談に、医師や看護師さんたちは何と言っているのでしょうか。

葉酸についての相談:「食事のほか葉酸キャンディーやタブレットも。過剰摂取の影響は?」


『雑誌に妊娠初期には葉酸が必要だと書いてあったので、葉酸キャンディーやタブレットを食べていました。1日に1〜2粒が摂取目安でしたが、食事でも摂れるため何をどの程度食べたらよいかわかりませんでした。摂りすぎはよくないと聞きましたが、本当でしょうか。過剰摂取は胎児にどのような影響があるのでしょうか。また妊娠初期しか摂っていませんでしたが、中期後期は積極的に摂らなくてもよいのでしょうか。(20代・女性)』

妊娠初期から授乳が終わるまで

葉酸は胎児の先天性障害の予防や、ママの貧血予防などの効果があり、できれば授乳が終わるまで摂った方がよいとされています。葉酸は水溶性ビタミンで身体に蓄積しにくく、一時的に摂りすぎたとしても体外に排出されるため、胎児へ与える影響についてはさほど心配ないようです。

『葉酸は普段の食事からも摂取できますが、加熱調理の段階で栄養素の半分は失われますし、葉酸は水溶性のビタミンで尿中から排泄されるため、日常の食事で過剰摂取になることはないでしょう。(内科看護師)』


『葉酸は貧血予防や、胎児の発育を助けてくれる働きがあります。一時的に摂取過剰したからといって胎児に悪影響を及ぼすことは少なく、用法用量を守れば特に心配はないでしょう。妊娠中から授乳期間にかけて、内服するのが効果的です。(産科医師)』


過剰摂取による副作用とは?

葉酸は体内に蓄積されにくいようですが、過剰摂取すると蕁麻疹や呼吸困難などの副作用が起こることもあります。またビタミン配合の葉酸サプリなどは、摂りすぎると身体に負担がかかることもあるようです。

『葉酸サプリは、栄養が効率的に摂取できるのでお勧めですが、過剰に摂取すると副作用が起こることがあります。蕁麻疹や痒み、発熱や呼吸障害などが主な症状ですが、葉酸などのサプリは体内に長期間残ることはないので、それほど心配ないでしょう。ただ、サプリによっては葉酸とビタミンが配合された商品があり、脂溶性ビタミンの場合は体外に排泄されにくいため、過剰摂取により母体の肝臓や腎臓に負担がかかることがあります。(内科看護師)』


『葉酸の過剰摂取は蕁麻疹などの過敏症が起きたり、生まれてくる子どもが喘息になりやすいといわれています。しかし一時的に摂りすぎたとしても、不要なものは体外に排出されますし、過剰摂取となるのは1日に1000μg以上摂取した場合なので、極端にサプリを飲みすぎなければ心配ないでしょう。(産科医師)』


普段の食事からでは必要量の葉酸を摂取するのが困難なため、サプリなどと併用しても過剰摂取となる心配はないようです。しかしサプリによっては、飲みすぎると身体に負担となるものもあるので、必ず用法用量を守り服用しましょう。