奨学金の金利、大幅に引き下げ

財務省は2017年度より、大学生に向けた有利子奨学金の利子の下限を、年間0.1%から0.01%に引き下げることを発表しました。

社会問題化する奨学金

日銀のマイナス金利政策に伴う低金利環境を踏まえて、奨学金の財源となる財政投融資の貸付金利の下限が引き下げられるのに合わせて実施されます。在学中に約240万円借りた学生の場合、1年あたりの金利負担は240円となります。

現在日本では、奨学金の返済が卒業後の生活にも重くのしかかり負担になっているという問題が指摘されていますが、今回の引き下げによってこうした負担が大きく軽減されることが期待されます。

兵庫県は企業へ補助も

16日には兵庫県が都道府県として初めて、奨学金の返済に苦しむ若者を雇う中小企業に対し、返済額の一部を補助する新制度をスタートさせることを発表するなど、「奨学金問題」の解決に向けて社会が動き出しています。

現在、約84万人が学生支援機構の有利子奨学金を利用しています。若者が学ぶ意欲を持ち、明るい未来を見据えながら学生生活を送れるよう、さらなる制度の整備が期待されます。

参考サイト

独立行政法人日本学生支援機構 JASSO

財務省