妊娠によって排卵が止まり、生理は一時的にこなくなりますが、産後身体の回復とともに再開します。しかし、なかなか生理が再開しないケースもあり、心配になる方もいらっしゃるでしょう。今回は産後、生理が来ない場合に考えられる原因について解説します。

産後になかなか生理がこない原因

(1)母乳育児
ミルク育児の場合、産後約2、3カ月後に生理が再開するといわれているのに対し、母乳育児の場合断乳をした約1カ月後に生理が再開するといわれています。これは母乳の生成にかかわるホルモンが、排卵を抑制する作用があるためです。

(2)子宮回復の遅れ
赤ちゃんの成長とともに大きくなった子宮は産後、時間をかけて元の大きさに戻ります。この子宮の回復が何らかの原因によってうまくいっていないと、生理が来ないと考えられます。

(3)ホルモンバランスの乱れ
産後にかかわらず、強いストレスを感じ、ホルモンバランスが崩れてしまうと生理が遅れたり、止まることがあります。特に産後は、慣れない育児と寝不足などによって疲労が溜まりやすく、ホルモンバランスも乱れやすいと考えられます。

産後2年を過ぎても生理がこない場合は注意

母乳育児をしている場合、授乳期間中は生理がこないため、卒乳時期によって生理の再開時期も左右されます。しかし、卒乳していなかったとしても産後2年を過ぎて生理がこない場合は、何か別の原因が考えられるため注意が必要です。

早い時期に卒乳をしている場合は、卒乳してから1カ月ほどで生理が再開されるというのが一般的です。卒乳してから3カ月を過ぎても生理が再開されない場合は、産婦人科を受診することも検討しましょう。

また、産後一度生理が再開したのにまた止まり、そのまま2回目の生理が来ないというケースもよくあります。1回目に生理が来てから3カ月を過ぎても、2回目がこない場合は産婦人科の受診を検討してください。

生理の再開には個人差がある

産後の生理について記してきましたが、産後の生理の再開時期には個人差があるため、あまりナーバスになることはありません。生理の再開時期を気にしすぎてしまうとこれがストレスとなり、生理がこない原因になる可能性もあります。まずは様子を見て、他に何らかの症状が出ている場合や再開目安の時期から大幅に遅れている場合は、一度産婦人科を受診してみましょう。