産後は忙しさと疲れでつい自分のことが後回しになってしまいがちですが、お産で疲れた体をしっかり回復させるために健康状態をちゃんとチェックしなければなりません。今回は、産後2カ月ごろに起こる出血のおもな原因や対策についてご紹介します。

子宮内に残った悪露が排出される

出産直後から1カ月ほど続く悪露は、出産で傷ついた部分からの出血や分泌物が混じったものです。通常は子宮の回復とともに量が減り色も赤色から茶褐色・黄色・白色などに変わりますが、一旦悪露がおさまった後でわずかに子宮内に残った悪露が排出されることがあります。また、家事や上の子の世話などで無理をすると悪露が一時的に増えることがあります。
帝王切開の場合は子宮口の開きが少なく悪露が排出されにくいため、2カ月ほど悪露が続くこともあります。

□こんな悪露があるときは、医師に相談を
産後の1カ月検診で異常なしと診断されれば、それほど心配する必要はありません。
ただし悪露の量があきらかに多い、大きな血の塊が出る、強い臭いがある、発熱・腹痛などの症状がある場合は、子宮の回復がうまくいっていないか子宮内感染症等にかかっている恐れがあります。赤ちゃんのお世話で忙しいかもしれませんが、早めに医師に相談しましょう。

産後2カ月で生理が再開するケースも

昔に比べて日本人の栄養状態がよくなり産後の子宮回復が早まったため、生理の再開時期も早まる傾向にあります。とはいえ産後の生理再開には個人差が大きく、1〜2カ月で再開する人もいれば1年以上かかる人もいます。母乳育児をしていると生理再開が遅いといわれますが、必ずしもあてはまるわけではありません。
一旦生理が再開しても、ホルモンバランスの乱れ・育児疲れ・ストレスなどで周期や出血量にばらつきが出ることがあります。また、生理があっても排卵がない場合もあります。ある程度時間が経ってホルモンバランスが安定するまでは、慌てずに様子をみましょう。

ホルモンバランスの乱れなどによる不正出血

生理が再開していなくても、産後はホルモンバランスの乱れや疲れ・ストレスによる不正出血が起こりやすい時期です。出血量や日数が少なく他に異常がないようであれば、しばらく様子を見ましょう。
鮮血が大量に出る・何週間もダラダラと出血が続く・腹痛や発熱などの異常がある場合は、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮周辺のガンなどのサインかもしれません。早めに病院でチェックしてもらいましょう。

産後2カ月といえば、まだ24時間体制で赤ちゃんのお世話をしなければならない大変な時期です。出血にもいろいろな原因がありますが、もしおかしいと感じたら早めに病院に相談しましょう。大きな病気に限らず、疲れやストレスのサインとして出血することもあります。家事や上の子の世話をひとりで頑張りすぎないで、しっかり体を休めることも大切です。