産後は骨盤周りに痛みを訴える方が多いようです。骨盤周りの痛みを予防することは難しいため、セルフケアで痛みを軽減させることが大切です。今回は、産後に起こる骨盤周りの痛みの原因とセルフケアの方法を紹介します。

骨盤周りの痛みの原因

妊娠中は「リラキシン」というホルモンが多量に分泌されます。リラキシンには靭帯を緩ませる作用があるため、その影響を受けて骨盤が開きやすくなります。骨盤が開きやすい状態で大きな赤ちゃんが産道を通ると、骨盤がゆがんで骨盤の周りの筋肉に負担をかけ、痛みを引き起こす場合があります。

授乳や抱っこの際にこれまで使用する機会が少なかった筋肉を長時間酷使することで、骨盤周りに負担がかかり痛みが起こる場合があります。また、慣れない育児により精神的なストレスを抱えることにより自律神経のバランスが崩れて痛みを悪化させる場合もあります。

骨盤周りの痛みを軽減させるセルフケア

産後に起こる骨盤周りの痛みは、患部を冷やすことで抑えることが可能で、痛みを比較的早く改善します。氷嚢で患部を約15分〜20分冷やしましょう。一般的にぎっくり腰と呼ばれる急性の痛みの場合は、冷やすことが特に大切です。

骨盤ベルトを装着することで、骨盤が元の位置に戻りやすくなります。ただし、骨盤ベルトを装着することで骨盤周りの痛みが悪化する場合は、装着を控えてください。骨盤ベルトの下部のラインが恥骨の少し上に来るように装着しましょう。

血流を促進させて痛みを軽減させる

血流が悪くなると、骨盤周りの痛みが悪化する可能性があります。冷えは血流の悪化を招くため、腹巻やカイロを利用すると共に毎日湯船に浸かることを習慣づけましょう。また、身体を温める作用がある次の食べ物を摂ることをおすすめします。

(1)唐辛子

(2)生姜

(3)にんにく

これらは香辛料として料理に取り入れやすいため、毎日一定量を摂ることをおすすめします。また、カカオに含まれるフラバノールも血流の改善に効果があるといわれているため、チョコやココアなどを適度に摂ることが望ましいです。

<まとめ>
産後の骨盤周りの痛みに耐えながら育児をすることで精神的なストレスが溜まり、骨盤周りの痛みを悪化させる恐れがあります。負の連鎖を断ち切るためには、日々のセルフケアで痛みを軽減させる必要があります。