産後は血行不良や靭帯の緩み、悪い姿勢などによって腰痛が起こりやすいです。中には妊娠前から既に腰に痛みを抱えているママもいます。産後の腰痛を治すにはどうしたらよいのでしょうか。今回は産後の腰痛の治し方について紹介します。

産後に腰痛が起こる原因

産後に腰痛が起こる原因は以下の通りです。

(1)血行不良
運動不足などが原因で血行不良に陥り、腰が冷えると痛みが出る可能性があります。

(2)靭帯の緩み
出産に向け、妊婦さんの体内ではホルモンが分泌され、関節や靭帯が緩みます。伸びた靭帯が元に戻るには産後約3カ月までの時間が必要だといわれています。

(3)姿勢
妊娠によって急に増えた体重により、気付かないうちに姿勢や動作が変化します。産後もこの時ついた癖が残っているため引き続き腰痛が起こります。

(4)ストレス
産後は睡眠不足に陥りやすくなります。また、さまざまな摂取制限がある授乳中はストレスが溜まりがちです。これにより、脳にある鎮痛機能が低下してしまい腰痛を感じやすくなります。

自宅で取り組める治し方

自宅で腰痛を治したい場合はストレッチが効果的です。

1 軽く膝を曲げ、太ももに手を当てます
2 ゆっくりと上体を起こし、5秒キープします
3 ゆっくりと上体を元に戻します
4 10回行います

腰痛を治すためにストレッチを行う場合は以下の注意点に留意することが重要です。

◆無理をしない
◆痛みがあるときは行わない
◆反動をつけない
◆ストレッチ後に痛みが出た場合は中止する
◆自分のペースを保ち、毎日継続して行う
◆医師や専門家の意見に従う

また、腰痛の種類により、症状が悪化する場合もあるため注意が必要です。激しい痛みが出ている場合やすでに腰痛の治療を行っている場合はかかりつけの医師に相談した上で実施しましょう。

病院などで治療を受ける方法

医療機関や施術所で施術を受ける治し方もあります。その場合は主に整形外科か接骨院に行くことになります。

(1)整形外科
安静にしていても腰痛が起こる場合や、腰痛とともに下半身の痺れ、麻痺、排尿・排便に異常があるなどの症状を併発しているときは病院の受診がおすすめです。
病院を受診するときは整形外科を受診します。整形外科で受けられる治療や指導は以下の通りです。

◆薬物療法
◆運動療法
◆理学療法
◆注射
◆手術療法
◆日常生活指導

整形外科で行うこれらの治し方は基本的に、健康保険が適用になるため、医療費の負担額も少ないです。整形外科の専門領域は骨、軟骨、靭帯、神経などからくる病気やケガを診ることです。腰痛の原因がそれ以外にあると認められた場合は内科や、心療内科、精神科などと連携することもあります。

(2)接骨院
原因がはっきりとしているときや腰痛以外に気になる症状が出ていない場合は接骨院を受診します。接骨院では柔道整復師による施術を受けることができます。

接骨院では手術や投薬による治し方は採用されていません。以下の治療などを用いて自然治癒力の向上を目指します。

◆温熱治療
◆牽引療法

接骨院は病院と違い、健康保険の適用範囲は急性・亜急性が原因のケガに対する治療のみです。慢性的な腰痛は適用外となるため、注意が必要です。

産後の腰痛の治し方にはさまざまな方法があります。それぞれ特徴があるため、自分に合った方を選択しましょう。