産後の身体は妊娠前の身体に戻ろうと急激に変化しているため、さまざまな不調が現れます。その不調の一つとして挙げられるのが腰痛です。腰痛の原因には身体の変化のほかに、姿勢がかかわっています。今回は、産後に動けないほどの腰痛が発生する原因についてご紹介します。

産後に腰痛が起きるワケ

産後、腰痛に悩むママが多いようです。産後に腰痛が起こる原因には以下の4つがあります。

(1)血行不良
運動不足などが原因で血行不良に陥り、腰が冷え痛みを生じる可能性があります。

(2)靭帯の緩み
出産に向け、妊婦さんの体内ではホルモンが分泌され、関節や靭帯が緩みます。伸びた靭帯が元に戻るには産後約3カ月の時間が必要だといわれています。しかし、高齢出産などを理由にそれ以上の時間がかかる場合があり、その結果、腰痛が起こります。

(3)姿勢
妊娠によって急に増えた体重により、気付かないうちに姿勢や動作が変化します。骨盤は開いて前に傾き、重心も前になります。これに伴い、背中の筋肉は後ろ側に身体を支えようとするため、背中が張った状態になり腰痛が起こります。産後もこの時ついた癖が残っているため引き続き腰痛が起こります。

また、授乳やおむつ替え、皿洗い、洗濯など育児や家事の際に前かがみになることが多いことも腰痛の原因になります。

(4)ストレス
産後は慣れない育児や摂取制限があることでストレスを感じやすい上、睡眠不足に陥りやすいです。これにより、脳にある鎮痛機能が低下してしまい腰痛を感じやすくなります。

動けないほどの腰痛を解消する方法

動けないほどの腰痛を解消するための方法として以下があります。

(1)骨盤ベルト
骨盤の歪みを矯正し、姿勢を正すことができる骨盤ベルトは腰痛解消の必須アイテムです。骨盤ベルトは着ける時期によってさまざまな種類があるため、自分に合ったものを購入しましょう。

(2)ストレッチ
適度な運動は腰痛の解消に直接効果があるほか、ストレスを和らげる働きもあります。肩幅程度に脚を開き、腰に手を当て、腰を左右に10回ずつ回すだけでも腰痛に効果的です。

全く動けない腰痛はぎっくり腰の可能性も

赤ちゃんを抱きかかえて立ち上がろうとしたときなど、激痛を感じた場合はぎっくり腰の可能性があります。ぎっくり腰は発症してしばらく動けないことが多いようです。

ぎっくり腰は正確には急性腰痛症という名前があります。ぎっくり腰になると重いものを持ち上げる、腰を捻るなどの動作を行った際に激痛が走ります。前かがみの姿勢や立っている状態など、特定の姿勢でいると楽に過ごせるものの、そこから動くことができなくなります。

激しい痛みは数日〜数週間でなくなりますが、腰椎椎間板ヘルニアや関節症を併発していることがあるため、何度も繰り返す場合は整形外科を受診しましょう。