出産した後にはおろ(悪露)という出血があります。このおろによる出血はしばらく続くため、血がなかなか止まらず不安になるお母さんも多いのではないでしょうか。今回は、おろの症状がどのように変化していき、いつまで続くのかについて解説します。

おろとは?

おろとは、産後すぐから起こる出血のことです。これは、子宮の中に残った胎盤や血液、出産の際についた産道の傷からの分泌物などが混じったものです。出産の後に血が出て不安になる方もいるかもしれませんが、おろは誰にでも起こるものであり心配はいりません。個人差はありますが、1人当たりのおろの総量は0.5〜1リットルで、初産婦のほうが量が多い傾向があるといわれています。

おろの症状の変化

おろの症状は、時間の経過に伴って変化していきます。その速さは個人差が大きいですが、ここでは一般的なおろの症状を出産からの期間ごとに紹介します。

産後しばらくは子宮口が開いており、子宮の中の出血量も多いため、おろが大量に出ます。特に、産後2、3日間は生理用ナプキンでは対応できないほどの出血が見られることもあります。この時期のおろは、粘り気があって色は赤く、生臭い独特のにおいがします。

その後、産後1週間ほど経つと子宮口が閉じてくるため出血量は落ち着き、生理用ナプキンでも対応できるくらいの量になります。色は、最初のような鮮やかな赤色ではなく褐色になってきます。

産後2〜3週目になると、子宮内膜が修復され出血がほとんどなくなり、おろの色は淡い黄色になってきます。そして、産後4週目頃には子宮口が閉じ、白っぽいオリモノのようになって、次第にそれも出なくなります。

おろが続くのは産後1カ月ほど
以上のように、おろは産後の時間の経過によって量や色が変化していき、たいていの場合1カ月ほどで終了します。もし1カ月たっても出血が続く場合は子宮の回復が順調に進んでいない可能性もあるため産院で相談してみましょう。

また、もし次のような症状が見られたら放置せずに早めに産婦人科を受診しましょう。
□一度褐色になったおろの色が鮮血に戻った
□一度減少したおろの量が増えた
□おろの量が変化しない
□大きな血の塊がおろと一緒に出てきた
□痛みや熱がある

おろには個人差が。心配な場合は病院へ

おろの期間には個人差がありますが、一般的には1カ月ほど続くものとされています。おろの段階が逆戻りした場合や1カ月以上止まらない場合は、早めに産婦人科に行くことをおすすめします。