出産を終えてから何となく気分がすぐれないことはありませんか。当てはまる方は産後うつかもしれません。産後うつではどのような症状が現れやすいのでしょうか。産後うつの症状と特徴などを解説します。ひどくなることがあるので、気になる方は確認しましょう。

マタニティブルーと産後うつ

出産してから気分がすぐれないと感じる女性が多いようです。一説では、出産した女性の8割が情緒不安定になるといわれているので深刻です。出産直後に気分がすぐれない原因は、ホルモンバランスの急激な変化により引き起こされるマタニティブルーと考えられています。マタニティブルーの主な症状は不安感や情緒不安定などです。症状は産後すぐに現れて10日から14日程度で治まります。

この期間を過ぎて気分がすぐれないなどの症状に悩まされる方は産後うつを疑ったほうが良いかもしれません。産後うつの症状は、産後数週間から数か月後の間に現れ1か月以上続くと考えられています。ひどい方の場合、1年以上悩まされることもあります。はっきりした原因はわかっていませんが、ホルモンバランスや生活環境の急激な変化、出産のストレスなどが影響していると考えられています。

産後うつで現れやすい症状

産後うつで現れやすいといわれている症状が不眠や過眠、無気力などです。このほか以下の症状なども現れます。

・好きだったことが楽しいと思えない。
・何となく不安な気分が続く。
・頭痛や疲労感などに悩まされる。
・食事がのどを通らない。
・食欲を抑えられない。
・死んで消えてしまいたい。
・育児に自信が持てない。
・母親失格だと思う。
・育児ができなくなる。

産後うつは真面目でがんばり屋さんに多いといわれています。完璧な育児を求めるとプレッシャーが大きくなり不安が募ります。不安に押しつぶされ、育児が手につかなくなると母親として自分のことを責めてしまいます。がんばりすぎる傾向のある方は余裕を持って育児に取り組みましょう。このほかでは、うつ病にかかったことのある方、想定外の妊娠だった方なども産後うつになりやすいといわれています。

意外と身近な産後うつ

産後うつというと特別な病気に思えますが、最近では5人に1人の女性が発症すると考えられています。決して特別な病気ではないので出産を経験した方は注意が必要です。悪化すると虐待や自殺につながることがあるので、紹介した症状が1、2週間続く方は念のためかかりつけ医に相談しましょう。

まとめ
産後うつは、出産後数週間から数か月後に不眠や過眠、無気力などを引き起こす病気です。5人に1人の女性が発症するといわれているので誰もが無関係とはいえません。気になる症状が続く方は病院で相談しましょう。