産後うつは産後1〜2カ月後に起こることが多く、全体の10〜15%のママが経験するようです。産後うつの主な治療には、対話療法と薬物療法があります。今回は産後うつに対する2つの治療法と、発病を防ぐ方法について解説します。

産後うつの症状

産後に起こるうつ病が産後うつです。産後うつは産後1〜2カ月以内に出始めることが多く、全体の10〜15%のママが経験するようです。産後うつになると現れる主な症状は以下の通りです。

◆気分の落ち込み
◆イライラする
◆疲労感
◆不眠
◆食欲の変化
◆何に対しても楽しさを見いだせない
◆性への無関心
◆ネガティブ思考になる
◆罪悪感
◆不安感
◆人との関わりを避ける
◆絶望感

産後うつの治療法

産後うつの主な治療には対話療法と薬物療法があります。

(1)対話療法
産後うつをはじめとした心の病気の治療では、医師やカウンセラーと対話を重ねることが重要です。産後うつの場合、自分の感情を誰かに伝えることが大切ですが、親しい人に感情表現ができないケースがあります。医師やカウンセラーと対話しながら気持ちを整理することも対話療法の目的です。

(2)薬物療法
対話療法で症状の改善が見込めない場合は、抗うつ剤が処方されることがあります。抗うつ剤ははっきりとした効果を実感するまでに、少なくても2週間はかかります。また、長期間服用することで効果を発揮するため、自分自身の判断で服用を止めてはいけません。

産後うつで抗うつ剤を服用する際に気になるのは授乳による赤ちゃんへの影響ですが、抗うつ剤の種類を決める上で必要な情報であるため、医師にはあらかじめ授乳中であることを伝えておきましょう。

産後うつにならないために

産後うつには様々な原因があるといわれていますが、まだはっきりとしたことは判明していません。しかし、以下のことに注意して過ごすことで産後うつを予防する効果が期待できます。

◆完璧なママになろうとしない
◆ママ友を作り、外の世界とつながる
◆話し相手を見つける
◆母親学級には夫を連れていく
◆過去にうつ病を経験している場合は、事前にかかりつけの保健師や医師に伝えておく

産後うつは一過性のマタニティブルーとは違い、治療が必要な病気です。2週間以上症状が続く場合はかかりつけの医師や保健師に相談しましょう。