妊娠しても流産してしまうのは、残念ながらよくあることのようです。流産後は妊娠しやすい・しにくいなど、真逆の話を聞くことがありますが、本当のところはどうなのでしょうか。

30代ママからの相談:「流産後は妊娠しやすいというのは嘘?」


『3人目妊活中です。妊活4カ月で妊娠しましたが、流産しました。流産後は妊娠しやすいと聞いていたのですが、それから2年半、妊娠できずにいます。流産後に妊娠しやすいというのは迷信なのでしょうか。逆に流産が原因で妊娠しにくいることもあるのでしょうか。ご意見を聞かせてください。(30代・女性)』

流産後は妊娠しやすいといわれる理由

専門家の間でも、流産後は妊娠しやすいという見方は確かにあるようです。そういわれている理由を、詳しく伺ってみましょう。

『妊娠初期の流産は受精卵の異常によるものがほとんどで、多くの場合は母体が原因ではありません。流産したとはいえ妊娠したということは母体が妊娠を維持できる準備があることの証明であり、流産後は妊娠しやすいといわれています。(臨床心理士)』


『胎児や付属物を子宮から綺麗に取り除くという流産の処置によって、子宮内が一度リセットされるため、流産後には着床・妊娠しやすくなると思われます。(臨床心理士)』


『妊娠されたのですから化学流産の場合、妊娠する確率には変化ないとされています。また稽留流産・自然流産の場合には、子宮環境をリセットさせるため、その後は妊娠しやすいといわれています。(産科医師)』


流産の原因によっては妊娠しにくくなることも

確かに子宮環境が一度リセットされると、その後は妊娠しやすいようです。しかし、流産の理由によっては逆に妊娠しにくくなることもあります。

『流産の理由によっては、妊娠し難くなることも考えられます。加齢などによる、卵子の質の低下のために受精卵に異常が起きたということであれば、妊娠はしにくいでしょう。たとえ妊娠しても、再び流産する可能性もあります。ご年齢によっては、一度、不妊治療の専門病院を受診してみてはいかがでしょうか。(臨床心理士)』


『子宮外妊娠や流産後の子宮の働きが戻っていない場合や、流産のショックがストレスになってホルモンバランスが乱れると、逆に妊娠しにくくなることもあり得ます。一般的に流産して掻把した場合は、少なくても3回目の生理が終わってから、妊活を始めた方がよいという考え方もあります。(産科医師)』


『流産したからといって妊娠しにくくなるわけではありませんが、流産の原因にもよりますので一概にはいえません。着床しにくい子宮の形や感染症で流産した場合、細菌が子宮の中に残っていれば、流産しやすい場合もあります。(産科医師)』


流産後に妊娠しやすいか否かは、流産の原因によるようです。母体の状況やホルモンバランスにも左右されるようなので、今後の妊活を踏まえて、一度医療機関の受診をお勧めします。