なんらかの事情で自然な妊娠が難しい場合、選択肢の一つとして挙げられるのが不妊治療です。10年子宝に恵まれず、不妊治療を検討している女性からの相談に、お医者さんと看護師さんはどのように答えているでしょうか。

不妊治療についての相談:「不妊治療を考えている場合、初めから専門医に診てもらうほうがいいのでしょうか」


『結婚して10年。まだ子宝に恵まれていません。今までは積極的に子作りに励んでいるわけではなかったのですが、30代に入り少し焦りを感じ始めています。婦人科系で何も異常を感じたことが無いので、産婦人科を受診したことがありません。初めて受診する際は、近所の産婦人科を受診した方がいいのか、不妊治療専門の病院に初診時からお世話になった方がいいのかが分からないのですが、どちらを選んだ方がいいのでしょうか。(30代・女性)』

基礎体温をつけてみて

まずは基礎体温をつけるようアドバイスがありました。基礎体温は不妊治療に必要なだけでなく、自然妊娠の確率も高めてくれます。

『結婚して避妊をしていないにも関わらず、1年以上妊娠しない場合は、不妊症と判断され治療の対象になります。さらに年齢を重ねると自然妊娠の確率が低下しますから、妊娠を希望されているのでしたら、早めの受診をご検討ください。不妊の原因は女性側とは限りませんから、ぜひご主人も一緒に受診してください。また、不妊治療をするにあたって基礎体温が必要になるので、今すぐにでも基礎体温をつけましょう。(産科・婦人科医師)』


『健康な男女が避妊をしないでセックスをして、1年以上妊娠の兆候がないケースを不妊と定義しています。基礎体温は測っていますか?生理日から14日目付近が排卵日ですから、この排卵日付近でセックスをすると妊娠する確率があります。基礎体温をつけてタイミング計ってみても妊娠しないようでしたら、婦人科を受診してもいいと考えます。(看護師)』


通院しやすく信頼できる医師を選んで

通院や費用など、不妊治療の負担を踏まえた病院選びのポイントを教えてくれました。

『受診する場合は、今後のことも考えて不妊治療専門の病院がいいでしょう。病院がたくさんあって迷うでしょうが、通院しやすい場所にあって、信頼がもてる病院を選んでみてください。途中で病院を変えたいと思ったら、セカンドオピニオンを利用することもできます。(産科・婦人科医師)』


『不妊治療は費用も時間もかかります。治療費自体は選択される方法にもよりますが、数十万円から数百万円です。口コミなどの評判がよくても、遠方まで行くのも大変でしょうし、先生との相性もあります。難しく考えず、近くで通えるところでしぼってみてはいかがでしょうか。(看護師)』


不妊治療を考えているのなら専門の病院で検討し、できれば通いやすくて相性のよい医師がいる病院がいいようです。治療やタイミング法に必要な基礎体温は、今からでも測っておくといいでしょう。